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※一人前あたりの含有量
・ミナミマグロ(一人前/100g):1.08㎎
・レバー(一人前/100g):0.86㎎
・鶏むね肉(一人前/100g):0.64㎎
骨の健康だけでなく、神経の興奮を抑える働きでも知られるカルシウム。ストレスでイライラしやすい人には特に大切なミネラルだ。ビタミンDを含む魚やきのこと一緒に摂ると、吸収率がアップ。一方、インスタント食品や加工食品に多く含まれるリンは、カルシウムの吸収を妨げることがあるため摂取量には注意しよう。
含まれる食材:牛乳、チーズ、小魚、海藻、野菜類
1日の目安摂取量※2:男性750~800mg、女性600~650mg
※一人前あたりの含有量
・牛乳(1杯/200ml)2200㎎
・パルメザンチーズ(一人前/6g):78㎎
・チェダーチーズ(一人前/20g):150㎎
・イワシ(煮干し・一人前/100g):2200㎎
マグネシウムは神経の調整を助ける、ストレスに関わる重要なミネラル。リラックスを促す作用があるため、ストレスで眠れない、集中できないという時にも役立つ。また、カルシウムの摂取が過剰になると、マグネシウムの排出が増えてしまうため、マグネシウム1:カルシウム2のバランスを意識して摂るのがおすすめ。
含まれる食材:ごま、アーモンド、豆腐、玄米、ひじき
1日の目安摂取量※2:男性340〜380mg、女性270〜290mg
※一人前あたりの含有量
・干しひじき(一人前/2g):13㎎
・アーモンド(一人前・20粒):58㎎
・玄米(炊飯一人前/150g):74㎎
トリプトファンは、人間の健康に大切な必須アミノ酸の一種で、主にセロトニンやメラトニンといった成分を体内でつくる際の材料として知られている。“幸せホルモン”セロトニンは心の安定や睡眠リズムをサポートする物質。トリプトファンは体内で合成できないため、毎日の食事から摂取する必要がある。ニンニクなどに豊富に含まれるビタミンB6と一緒に摂るとより効果的。
含まれる食材:乳製品、大豆製品、ナッツ類、レバー
1日の必要量※3:体重1kgあたり4mg(体重50kgなら200mg)
※一人前あたりの含有量
・レバー(一人前/100g):290㎎
・木綿豆腐(一人前/90g):90㎎
・ヨーグルト(一人前・100g):60㎎
※1厚生労働省 こころの耳「3ストレスへの気づき」
(https://kokoro.mhlw.go.jp/nowhow/nh003/)
※2日本人の食事摂取基準
(2025年版https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001316585.pdf)
※3日本人の食事摂取基準
(2020年版https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf)
管理栄養士 望月理恵子氏プロフィール
株式会社Luce代表取締役/健康検定協会理事長
管理栄養士/山の美容藝術短期大学講師/服部栄養専門学校特別講師/日本臨床栄養協会評議員
サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビや雑誌などで根拠ある栄養学を提供。
「栄養学の○と×」「痩せる時間に食べてみた!」など著者も多数発刊。現在15冊の「子どものための時間栄養学(仮)」を執筆中。
ストレス社会と言われる現代。特に春はストレスが溜まりやすく、心の不調が現れやすい季節だ。大切なのは、ストレスに早めに気づいて対策すること。毎日の日常生活に欠かせない食事の栄養素を見直すだけでも、心と体はきっと軽くなるはずだ。まずは今日の食事から、“心を整える”一歩を始めてみてはいかがだろうか。
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