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王林さんといえばアイドルグループ『りんご娘』でリーダーを務め、ソロになった後も熱烈なりんご愛を伝えることで全国に青森りんごを浸透させた功労者的存在だが、公式の青森りんごアンバサダーには先月任命されたばかり。イベントでは「今まではアンバサダーみたいな気持ちで活動してきましたが、やっと公式で活動できるということはすごくうれしい」と胸中を語った。
そんな王林さん、りんごの品種のひとつである王林という名で活動しているが、意外にも一番好きな品種は王林ではなくトキであることをカミングアウト。これにはイベント参加者やマスコミはもちろん、その場にいた関係者たちも驚かされた。
今回のイベントは青森県がりんごの植栽を始めてから来年150周年を迎えることを記念したプレ企画として開催されたもので、『りんご丸かじりコンテスト』ではエントリーした挑戦者の咀嚼音、かぶりつき感、そしてスピードを審査。優勝者には青森りんごの詰め合わせ5キログラム相当と王林さんのサイン入りポスターが授与されるという豪華なもの。コンテストが始まる前には、王林さんも丸かじりにチャレンジ。「こんなに多くの人の前で丸かじりするのは初めて」と照れながらも、見事なかぶりつきを披露した。
コンテストの審査員は王林さんに加え、3名の青森りんご関係者が務めた。こちらは女性参加者の丸かじりに対する感想は「かわいい」の一本で通した、一般社団法人 青森県りんご対策協議会専務理事の森山博幸さん。
京浜関東青森りんごの会 副会長の諏訪徳明さんは、とにかく元気なかぶりつきとスピードを重視。
台湾でのPRを終えたその足で直接東京入りした、ミスりんごあおもりの下田来渚さん。王林さんとは旧知の間柄だとか。
7人の挑戦者の頂点に立ったのは、なんと2歳のあいちゃん。小さな口で豪快にむしゃむしゃ食べて、本当にりんごが大好きなのが見ているだけでわかる姿が高得点に結びついた模様。王林さんも「りんごのCMとかやらせていただきましたが、これからはあいちゃんでいいんじゃないかってくらい素敵な食べっぷりでした」と脱帽した。
始まる前はまったく予想していなかった、思わぬダークホースが優勝をさらった『りんご丸かじりコンテスト』。だが審査員の諏訪さんの「子どもが一番最初に食べさせられるのは、すりおろしたりんご。そして歳をとった人は病院に入ってからも最後までりんごを食べる。人間は生まれてから亡くなるまでりんごを食べるんです」という言葉通り、小さな子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでりんごが大好きなのだということがわかる、とても後味のよいイベントだった。今年の青森りんごは例年以上に大きく、甘みが強い仕上がりだそうで、りんご好きにとってはまさに当たり年。りんご好きはお楽しみに!