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近年、スープ市場において米飯を含むカップインスタントのような食べ応えのあるカテゴリーが伸長している。伸長の背景には、カップ入りスープユーザーが「食事としての食べ応え」や「満足感」といった、タイパ等を意識した主食代替として需要の拡大があるそう。小笠原さんによると、事前にSNSで行ったキャンペーンでも、1番目に多かったのは「食べ応えがもっと欲しい」「パンを増やしてほしい」という声。2番目に「パンにこだわりたい」「サクサクしたパンがいい」「後入れしたい」などの声もあったとのこと。
そんな中で発売される新商品は、濃厚スープが堪能できるという「じっくりコトコト」の特徴を活かしながら、「じっくりコトコト こんがりパン」ブランド史上最高のパン量が入った、パンが主役の食べ応えのある商品。主食代替にもなる満足感を追求した新商品により、更に多くのお客様のニーズに応え、愛され続ける「じっくりコトコト」を目指すとしている。
<3つのポイント>
①ブランド史上最高のパン量で食べ応え抜群!
2002年以降発売のじっくりコトコトこんがりパンブランドの中で最高のパン重量(基準値)
②パンが主役だからこれ1品で満足できる!
こんがり焼き上げたパンにスープがじゅわ~っとしみこみ、単品で満足!
③気分や好みで選べる2フレーバー展開
甘みでほっとするコーンポタージュと、旨みで食事感のあるクラムポタージュ
今回の新商品は、パンを増量し、食べ応えと満足感を得られることが最大のポイントなのだが、なんとカロリーも控えめと大変嬉しい商品なのだ。「じっくりことこと」シリーズのメインユーザーは30代40代女性。
小笠原さんは「忙しい中でお昼をとられている方が多いので、1品でどれだけ満足できるのかが重視されている。食べ応えはしっかりあるんですけれども、カロリーとしては140キロカロリー程度というところで、非常に美味しく食べ応えを感じていただきながら、ちょっとヘルシーで嬉しい!というような商品になっています」と教えてくれた。
商品に入っているパンは、洋風スープとの相性にこだわり開発されたスープ専用の食パンで、強力粉を使用した密度が大きくキメの細かいほんのりした甘さの生地が特徴。一度釜で焼き上げた食パンを一口サイズにカットし、さらに焼くことで香ばしい風味を出すというこだわりようだ。そのおいしいパンを従来の2倍入れることで、パンが主役の新しいスープに仕上げているのだとか。
『香ばしパン』がスープに合う理由
①パン生地の密度が大きく、きめ細かい
→スープがじんわりと染み込む
②二度焼した香ばしさ
→スープのコクをあげる
③ほんのりした甘さ
→スープの味わいと調和する
堀越さんは「パンスープに合うパンは何かということを追い求めてきました。パンに求められる香ばしさだったり、健康食だったり、時代に合わせたニーズにお応えして、現在はおよそ5代目。製造工程で2度焼きしているので、香ばしさの強いパンになっています。これによって、スープのコクをぐっと引き上げてくれています。」と、こだわりのパンについて話してくれ、「一度食パンを焼くのは製造効率がわるいのでは?」という質問には、「製造効率は悪いんですが、弊社は具材に強くこだわりを持っていて、この食パンを1つ焼き上げるのもこだわり」とこだわりについて教えてくれた。
商品名:じっくりコトコト こんがりパン 超盛 濃厚コーンポタージュ カップ
希望小売価格:230円(税別)
エネルギー:138kcal/1食あたり
発売日:2024年8月19日
販売地区:全国
商品名:じっくりコトコト こんがりパン 超盛 濃厚クラムポタージュ カップ
希望小売価格:230円(税別)
エネルギー:142kcal/1食あたり
発売日:2024年8月19日
販売地区:全国
今回、筆者も試食させてもらったのだが、なんとも香ばしい香りが食欲をそそる。口に入れると、確かに “香ばしパン”の存在感がすごく、香ばしいだけでなく、食感も楽しい。最初のうちはザクザク感があったのだが、時間が経つとスープが染み込み、じゅわっ!とろっ!と変化も楽しめる。そしてパンの耳の部分がモチモチとしていて、なんとも美味しいのだ。一度食パンとして焼いているからこそある耳の部分。手間を惜しまず、あえて工程を増やしているからこその美味しさなのだと感じた。
もちろんスープも負けていない。コクのあるスープは、香ばしいパンと相性抜群で、しっかり旨みを楽しめた。食べ応え、満腹感もあり、食後の腹持ちも良さそうだ。
様々な生活必需品の価格が上がっている中で、コスパの良い一食になりそう。カロリー控えめでヘルシーなので、食事としてだけでなく、おやつや、夜食にも喜ばれそうだ。