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都内を中心に各地の酒場を巡っているYouTuberなおたかさんのオススメ店を紹介する本企画。
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今回紹介するのは、中野駅から徒歩2分の場所にある「麦酒大学」。キリンラガーを11通りの注ぎ方でいただける、ビール注ぎ分け専門店です。
プロフィール
都内を中心に、居酒屋や飲み屋、レストランをめぐり動画で紹介するYouTuberとして活躍。運営するYouTubeチャンネルは現在までに登録者数5万人を超える。動画配信のほか、飲食店の売上アップに貢献する店舗コラボも実施。マロリーポークステーキでは、1ヶ月でコラボメニューが1305件もの注文が入るなどの実績も持つ。Twitter:@iam_naotaka Instagram:iam_naotaka
大きな黒板のある店内には、教室と居酒屋を融合させたような知的な雰囲気が漂っています。席数は40席。厨房のある2階が立ち飲み席とカウンター席、3階がテーブル席になっていました。
なんとこのお店、キリンラガーを11通りの注ぎ方でいただけちゃうんです!以前にも来たことあるんですけど、サーバーや注ぎ方が違うだけで味わいや飲み心地が全然違うんですよね。
中には2階でしか飲めないビールも!上に運んでいる間に泡が劣化してしまうのが理由なのだそう。
壁の紙や黒板には、ビールの豆知識や作り方などがびっしり記載されています。
こちらがフードメニュー。おつまみや丼物、ごはんものが揃っていました。
まずは友人の頼んだ「麦酒大学注ぎ」から作っていただきました。このお店、なんとマスターが注ぎ方を解説しながら注いでくださるんです!「麦酒大学注ぎ」の解説は以下の通りでした。
マスター:使用するのは「現代のサーバー」。ゆっくりとしたスピードでビールが出てくるので、液体の方に苦みも炭酸も閉じ込められています。その上にクリーミーな泡を乗せることで、飲みやすくなるタイプです。
マスター:最初に注ぐ時に上の方、荒い泡ができるんですけど、後から出てくるクリーミーな泡で全て押し流してしまいます。
マスター:そうするとツヤツヤで飲みやすい「麦酒大学注ぎ」の完成です。お風呂上がりの牛乳をイメージして、足は肩幅、手は腰に、背筋を伸ばしてゴクッといってみてください。
完成したのがこちら。うまそ~。めっちゃ綺麗ですね。
ちょっとだけもらってみました。苦みが強くておいしいですね。
今度は僕の「2度注ぎ」を注いでもらいました。解説は以下の通り!
マスター:「2度注ぎ」は真ん中の、昭和8年当時の設計図を基に復刻した「昭和のサーバー」で注いでいきます。現代のサーバーに比べると中のホースが太いので、3~4倍のスピードでビールが出てくるんです。
マスター:「2度注ぎ」はまず1回目、勢いよく出てくるビールを一気に1度で注ぎ切る「1度注ぎ」を作っていきます。この状態だと泡が小さな丸い粒なの分かります?
マスター:このシュワシュワの部分を2回目のクリーミーな泡に入れ替えていきます。そうすると今度は目で見ても分からない位、きめの細かい泡の「2度注ぎ」になります。泡とビールの境目を感じない位、スルスルっと飲めるのが特徴です。
完成したのがこちら。学生の時こういうの学びたかったですね!
さっそく乾杯!あ~、スッキリしてる。飲み心地は軽いんですけど、飲み応え十分!苦みと炭酸は3段階中2なので、万人受けしそうですね!
「枝豆麦酒漬け」は、味付けしたビールに枝豆を漬け込んだものなのだそう。
これはずっとしゃぶってられる!ビール感は思ったよりも強くない。むしろ言われないと気がつかない位なんですけど、より旨みが際だっていますね。普通の枝豆とは全然違う風合いです!
続いて頼んだのは「ミルコ」。マスターの解説は以下の通り!
マスター:「ミルコ」はチェコのピルスナーウルケルという醸造所で作られている、泡だけの注ぎ方です。現地チェコでは牛乳という意味で「ムリーコ」と呼ばれています。普段ビールを飲む時はビールの液体の味わいのイメージ強いと思うんですけど、泡だけ飲むと泡にもしっかり味わいがあります。牛乳を飲むようなイメージでゴクっといってみてください。
完成したのがこちら。これ、本当にビールですよね!?
さっそくいただきます。泡なのに飲み応えがしっかりありますね!ビールの上に乗っている泡って、「口の周りについた」って思う位だと思うんですけど、これは全然違くて、ごくごく飲めてしまう泡なんですよね。
「2度注ぎ」の方が軽く飲める感じ。「ミルコ」は泡だからこそもったりとした飲み応えがある感じですね。
友人が次に頼んだのは5分かけて注ぐ「3度注ぎ」。マスターの解説は以下の通り。
マスター:泡の方に苦みがいってるので、泡だけ飲むとかなり苦いです。泡を避けるようにグラスを傾けて、下の液体飲んでいただくと麦の甘みが感じられます
ちょっともらってみました。これはめちゃくちゃマイルド!ちなみに1~3度注ぎの中で、3度注ぎは一番苦みと炭酸が薄いんですって!
バター醤油の甘辛いコクと味わいが楽しめるのだという「予想外のジャガバタ」。量と色味がすごいですね。これは絶対ビールに合うやつ!
さっそくパクリ。食感カリカリでおいしいですね。味付けがちょっと濃いめで酒進む味してます!
苦み&飲みやすさMAXの2種類がセットになった「重参注ぎ」。マスターの解説はこちら!
マスター:「重参注ぎ」は「現代のサーバー」と「昭和のサーバー」を使って作っていきます。まずは「昭和のサーバー」で「3度注ぎ」を作ります。
マスター:続いてもう一つのコップに、「現代のサーバー」で苦みと炭酸がしっかりしたビールの液体だけをいれていきます。
マスター:「3度注ぎ」は泡に苦みが、液体の方には麦の甘みが出てくるので、「3度注ぎ」の苦い泡を、現代のサーバーで注いだビールの方に移し替えていきます。こうすることで泡もビールもしっかり苦い、「重参注ぎの苦い方」の完成です。
マスター:そして「昭和のサーバー」で「3度注ぎ」に泡だけを注げば、「重参注ぎの飲みやすい方」の完成です!僕の師匠に重富さんという方がいて、その方のお店にカップルでビールを飲みに来た方が、いらっしゃったんですね。彼氏はビールが大好きで、彼女はビールが全然飲めないんですよ。でもその日が彼氏の誕生日なので、「なんとか彼氏の大好きなビールでお祝いする方法はないですか」と言われたそうなんです。
マスター:そこで彼女の苦手なビールの苦みを片方に移して、苦みのしっかりしたビール(写真左)と、苦みが抜けて飲みやすいビール(写真右)にしたら、お祝いできるんじゃないですかと出したのが「重参注ぎ」なんです。
なんですか、その話、エモ~!
間近で見てみると、泡が全然違いますね。左は気泡が荒くて、右は滑らか。
まずは飲みやすい方からいただきます。泡がきめ細かくてクリーミーですね。
続いて苦い方。こちらは苦みがしっかり出ていてますね。飲み応えがあって、しっかりとした喉ごしを感じられます。
ここで衝撃のこぼれ話。実はここのマスター、アルコールアレルギーでお酒が飲めないのだそう。それなのに、ビールに可能性を感じて、それを広めるために研究をめちゃくちゃ重ねて、様々な注ぎ方のビールを提供してくれているんですって!
たくさんのビール好きたちを納得させられるようなビールを、お酒飲めないマスターが提供できてるってすごくないですか!?
どれもおいしかった~。いいお店でした!ごちそうさまでした!
中野駅から徒歩2分の場所にある「麦酒大学」。キリンラガーを色々な注ぎ方で楽しんで、お会計は5,060円(2,530円/人)。コスパ最強かつ色々学べるビール注ぎ分け専門店でした。
ビール好きの方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
お店の雰囲気やメニューについては動画内で詳しく紹介されていますので、ぜひ動画でもチェックしてみてくださいね。
※撮影日が2021年2月のため、現在と情報が異なる可能性があります。
店舗名 | 麦酒大学(ビールダイガク) |
住所 | 東京都中野区中野3-34-23 辻ビル 2F |
電話番号 | 050-5592-7118 |
営業時間 | ■月~土 |
定休日 | なし |
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