ちょっとした自分へのご褒美で、いつもとは違ったお酒が飲みたい。新しいお酒との出会いを求め検索するも、飲み方の提案としてオシャレなカクテルばかり出てくることはないでしょうか?家で材料を揃えるのは大変だし、もっと手軽に美味しく飲める方法はないのだろうか。
そこで、店舗やネットで手軽に手に入るリキュール、そしてそれをスーパーなどで買えるもので簡単に美味しく飲む方法を、リキュールマニア、大久保BARチャブラーシカのマスター佐藤さんに聞きました。
ライタープロフィール
nomooo編集部・杉山
お酒と神保町が好きなnomooo編集部員。カウンターでゆったりひとり飲みが自分への最高のご褒美。いちばん好きなお酒は「ラ マニー スパイスド」、マスターには「るこちゃん」と呼ばれています。リビングにあるお酒用の棚がいっぱいになってきました。
「ジファール」のギニョレ(サクランボ)リキュール×白ワインの最強組み合わせ
杉山
ジファールのライチリキュールが美味しくて、他の種類も飲んでみたいなと思ったんですが、あ、あれってなんですか?サクランボ?
マスター
これかい?そう、これは「ギニョレ」ってサクランボのリキュールだよ。ちょっと苦みのあるビターチェリーとダークチェリーの2種類のサクランボを使って作っていて、甘さもありながら酸味も感じる、これもただ甘いだけではない。
杉山
サクランボのリキュールってどうやって飲むんですか?炭酸とか?
マスター
いや、これは炭酸だとちょっともったいないんだよね。これだけで味見してみるとわかると思うんだけど、この繊細な感じがね、炭酸で割ると薄くなっちゃう感じがするんだわ。で、色々と試してみて出た結論が、白ワイン。
杉山
白ワイン、確かに合うかもしれないですね、イメージ的にはキールみたいな感じですかね?
マスター
そうそう、あんな感じで使うと良い。そんなに高いワインじゃなくて全然問題ない、家にあるサッパリとしたワインで良い。ちょうど白ワインあるからやってみようか。
杉山
美味しいしサッパリ飲める、このリキュール香りすごい良いですね、ちゃんとサクランボも感じます。いつもの白ワインが使えるのも、家でできるのも嬉しい。
マスター
そう、リキュール自体の美味しさもあるからね。他にも、たとえばだけどオレンジジュースをちょっと入れて炭酸でアップしてみる、とかも合うかもしれない。サクランボのリキュールって使いやすいと思うよ。
杉山
この前いただいたライチもこのギニョレも美味しいですね。家で飲むときも白ワイン、炭酸、紅茶とか、すぐに用意できるもので楽しめるのも嬉しいです。
マスター
できるだけローカルでナチュラルな素材を使うこと、そして浸漬時間にもこだわっているジファールのリキュールならではの味が出ているよね。
17世紀からフランス西部のアンジェ地方に伝わるサクランボのリキュール、ギニョレ。ジファールでは2種類のチェリー(グリオットチェリー、ダークチェリー)をアルコールに浸漬させる、という伝統的な技法で作られています。甘さと酸味のバランスが絶妙で、食前酒に向くカクテルを作る際にも活躍しそうです。ぜひ試してみてください!
白ワインの選び方&代表的なブドウ品種をご紹介
さっぱりとした飲み口で、ワイン初心者でも飲みやすいことが魅力のひとつの白ワイン。「赤ワインは苦手でも、白ワインなら飲める!」という方も多いのでは?
しかし、白ワインといってもその味や特徴は様々。使われているブドウによっても大きく異なるのです。
そんな白ワインの原料となる「白ブドウ」の品種とそれぞれの特徴について簡単にご紹介します。それぞれの個性をおさえて、自分の好みのワインを見つけてみてください!
シャルドネ
フランスのブルゴーニュ地方やアメリカのカリフォルニア、オーストラリアなど世界各地で栽培され、「白ぶどうの女王」とも呼ばれている「シャルドネ」。チリ、カリフォルニアではブレンドされることも多く、飲みやすさNO.1の品種といえるでしょう。
また、持って生まれたブドウ本来の個性が少ないため、栽培された土地の自然条件や醸造方法などの影響を受けやすい品種です。シンプルな品種なため、さまざまなスタイルの白ワインをつくることができ、かえってそこが生産者たちの心を捉えています。
冷涼な地域のものは柑橘類や青リンゴな香りにすっきりとした酸味が出る一方、温暖な地域のものは黄桃やパイナップルなどの香りが特徴的で、甘さもある傾向があります。
ソーヴィニヨン・ブラン
「ソーヴィニヨン・ブラン」は、フランスのボルドー地方やロワール地方が産地としては有名ですが、近年ではニュージーランドやチリなどでも評価が高まっています。フレッシュ&フルーティーといった仕上がりが目指されてつくられているため、夏場に冷やして飲まれることが多く、カジュアルな印象のワインが目立ちます。
いきいきとした酸と爽やかな果実味が魅力的な品種で、ハーブを思わせる香りも特徴的です。特に冷涼な地域で造られたものには、このハーブ香が顕著なものが多くあります。すっきりとした酸味の爽やかなワインで、ハーブやレモンを使った料理やサラダなどと好相性です。
リースリング
ドイツを代表する品種で、フランスのアルザス地方やオーストラリアでも高品質な「リースリング」が栽培されています。カジュアルなラインも多く生産されているので日常使いしやすい品種のひとつです。
桃のような甘い香りに、しっかりとした酸味やミネラル感があるのがリースニングの特徴です。また、ブドウの糖分を残した甘口タイプから辛口タイプまで、様々なワインが造られています。熟成が進むと蜂蜜のような香りも現れ、甘さを感じることができ、日本の家庭料理との相性も良いとされています。
品種を知って味わいを学ぶ
白ワイン用のブドウ品種は、数多く存在しています。その中でも今回紹介した3品種が、世界中でよくつくられているメジャーものです。これを基本の味わいとして認識し、そこから香りや酸度、特徴を比べて他の品種も知っていくと、ワイン選びがもっと楽しくなりますよ!
記事監修:BARチャブラーシカ
マスター 佐藤さん
Twitter:https://twitter.com/satoyutaka0209各国の要人たちが堪能した!「G7広島サミット」で提供されたお酒まとめ
情報提供元: nomooo