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明治『ザ・チョコレート』のヒットや、ビーントゥバー(カカオからの一貫生産)のブームもあって、ちょい高級なチョコレートに注目が集まっています。そこにイオンのトップバリュ(TOPVALU)も参戦していたんですね〜。ブランドイメージ的にこういう本格派チョコレートを出しているとは思いませんでした。
しかもコレ、カカオ生産国を限定して、カカオ本来の味わいで勝負する「シングルビーンチョコレート」なんです。今回はエクアドル・インドネシア・コートジボワール・ドミニカ共和国の4カ国のチョコを食べ比べてみました。
トップバリュのシングルビーンチョコはこのようなタブレット型になっていますよ。
まずはインドネシア。パッケージには「香ばしい甘さとナッツ感」と書かれており、確かにナッティーな香りが感じられました。嚙みながら鼻で呼吸すると分かりやすいですね。
ミルクチョコレートながらカカオらしい苦みもあり、ややビター目の味わいです。
コートジボワールは、「スパイシーな味わい」と書かれています。甘みとミルク感が強めながら、その裏からカカオの刺激的な味わいが感じられます。これをスパイシーと言っているんでしょうね。
甘味とコクがあり、ミルクチョコレートらしい、食べやすい味でした。
エクアドルのキャッチコピーは、「フルーティな味わい」。確かにインドネシアやコートジボワールに比べると華やかで、花のような香りがあります。また、カカオらしい酸味も、他より強く感じられました。
カカオの酸味が味わいたければ、これを選んでみてください。
こちらは、カカオ70%のしっかりしたビターチョコ。ピリッとした苦味と優しい酸味で、ハイカカオとしては食べやすいチョコです。クセはあまなく、口どけも70%としては滑らかです。
苦味・酸味・香りともにミルクチョコレートよりはるかに強く、それでいて日本人好みの食べやすい味になっていると思います。ハイカカオの入門にピッタリでは?
なお今回は食べ比べていませんが、ドミニカ共和国のチョコタブレットミルクもラインナップされていますよ。
税込みでも200円以下ということで、この手の本格チョコレートとしては安い方ですね。味も、カカオの風味がしっかり感じられます。複数買ってきて食べ比べると、味の違いの大きさに驚くと思いますよ!
ただしちょっと残念なところも。まず、ミルクチョコレートにカカオ比率が記載されていないこと。産地まで明記されているんですから、ここも教えてほしかった! カカオ比率が分かったほうが、より食べ比べを楽しみやすいと思うんですよね。
また、原材料に「香料」が含まれている点も気になります。これはカカオ本来の味なのか? 香料なのか? ……そんな雑念は感じずに楽しみたかったんです。おいしいんだから、そんなこと気にしちゃ負けなんでしょうけど!