こどもビールってありますよね? 子どもも大人の真似して「プハ〜」ってできるビールっぽい炭酸飲料。アレってどれくらいビールっぽいのでしょうか。そこで身近に買えるこどもビールを試してみました。これで子どもと一緒に乾杯でもしちゃいますかね!



こどもだって「プハ〜」ってしたい!


年末年始を目前にしたこの時期、スーパーではいろいろなパーティグッズが売られています。クリスマス会とか、懐かしいですね~。小学生のころは、シャンパンならぬ「シャンメリー」で乾杯して、“オトナのパーティ”気分を味わったりしたもんです。


しかし今回注目するのはシャンメリーではありません。その横に並んでいた、まるでビール瓶のような見た目の商品『よいこの泡びぃー』(ハタ鉱泉)です。


当然、子供向けなのでアルコールは入っていないのですが、実に興味深い。グラスに注ぐとシュワシュワ泡が出て雰囲気は抜群。豪快に飲んで「ぷはぁ~」とやれば、口のまわりには白いヒゲが……。これぞオトナ!


ほかにも類似の商品がないものかと、スーパーを何軒かハシゴして捜索。その結果、『よいこの泡びぃー』のほかに『こどもののみもの』(サンガリア)、粉末駄菓子の『黒ガキびぃる』(共親製菓)が見つかりました。


というわけで今回は、これらの子供向けビール、どれが一番本物っぽいかを、おもに泡立ちの面から比較してみます!


ハタ鉱泉『よいこの泡びぃー』330ml / 購入価格138円


泡立ち度 ★★★☆☆ ビールテイスト ★★★★☆



グラスに注いだ直後はよく泡立つものの、持続時間が短めで、すぐに消えてしまいます。泡のキメはやや大きめでした。


味のほうは、ラムネをベースにしつつ、ビールっぽさを再現すべく工夫を凝らされている印象で、かすかな苦味も感じます。なんとなく“一晩出しっぱなしになってたビールの味”に近い(笑)。「オトナが飲んでるビール」の雰囲気を味わいたいならこれがベスト。ただ、後味がちょっとケミカルっぽいかも。



原材料はこんな感じです。



ラベルには4コママンガも。やっぱり「プハー」って言いたいですよね。


サンガリア『こどもののみもの』335ml / 購入価格141円


泡立ち度 ★★★★★ ビールテイスト ★☆☆☆☆



泡立ちがすごい! キメもけっこう細かくて、泡が消えるまでの持続時間が非常に長いです。乾杯まで時間がかかった場合でも、まだ泡が残っているのがいいですね。


▲かなり泡立っていて、しかも長持ち。でも、泡と液体が一緒に流れ込んでこないので、おヒゲが作れない!


▲自然におヒゲを作ることは難しそうなので、泡をすくって塗れば……(おヒゲ作りたい子ども、いるの?)


味のほうは、完全にジュースに振っている感じ。りんご味で飲みやすく、お子様には非常にウケが良いと思われます。



原材料はこんな感じ。DHA含有精製魚油、りんごエキスなどが入っています。


共親製菓『黒ガキびぃる』12g / 購入価格41円


泡立ち度 ★★★★☆ ビールテイスト ★★☆☆☆



こちらは粉末状の駄菓子。グラスに1袋分を入れて、水(約120cc)で溶かします。


水を加えただけだと、特に泡は出ないのですが、スプーンなどでシャカシャカかき混ぜると、たちまち真っ白に! その泡が、じわーっと上の方に集まっていくのは、見ていて楽しい。


そして、泡のキメの細かさは今回のなかで一番! 持続時間は「こどもののみもの」につぐ長さでした。


味はコーラとガラナの中間といった感じ。粉末ジュースということで、非常に懐かしい味わいです。




開封前のパッケージです。




原材料はこんな感じ。麦芽エキスが入っているんですね。


*    *    *


一番ビールっぽいのはハタ鉱泉『よいこの泡びぃー』!


というわけで、一番ビールっぽいこどもビールは、星を合計7つ獲得したハタ鉱泉『よいこの泡びぃー』で決まり!


ちなみに、上記以外にも、子供向けビール飲料の元祖的存在の「こどもびいる」(友桝飲料)や、を水に溶かす錠剤タイプの「生いきビール」(松山製菓)などもある模様。編集部では今回は入手できませんでしたが、もし見かけたら、ぜひ試してみてください。


というわけで、パーティを盛り上げる一品として、子どもビールはいかがでしょうか!


<参考リンク>

ハタ鉱泉|よいこの泡びぃー

サンガリア|こどもののみもの

共親製菓


情報提供元: ミトク
記事名:「 どの「こどもビール」がよりビールなのか?