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キャベツ一玉500円、白菜1/4カット150円……。今年の冬は野菜が高くて困ってしまいますよね。それに野菜は痛みやすいので大量に安く買っても一週間も立たずにダメになってしまい、結局高く付いてしまうということもありがち。
また、こまめに野菜も買うときでも毎回の予算の関係で色んな種類を買うのを手控えてしまい、料理に使う野菜が毎日同じになってしまうことも。
実は、普段使うほとんどの野菜は自宅で冷凍保存できます。ずっと冷蔵で置いておくよりも、使いやすいように冷凍しておけば、下ごしらえの手間も省けて必要な分だけぱぱっと使えます。今回は、普段使う野菜の使いやすい冷凍法を紹介します!
キャベツや白菜と言えば鍋の主役。と、同時に一つ一つが大きく、買うとその野菜だらけになりがち。使いやすく冷凍保存すれば、少量だけほしいというときもすぐに使えて便利です。
キャベツや白菜だけでなく、小松菜、ほうれん草、ブロッコリーなどもこの方法で保存できます。
葉物野菜は生のまま保存できます。ポイントは洗った後、水気をきっちり切ること。水気が残ったままだと、野菜同士がくっつき取り出しにくくなるのと、味も落ちます。
葉物野菜の冷凍保存方法は、使いやすい大きさに切った後、ふんわりと盛るか、金属のバットなどに小分けに並べて急速冷凍し、その後空気に触れないようにジップロック等に詰め込むと良いでしょう。
キャベツや白菜は3cm~5cm角のざく切りが便利で、小松菜などは5cm長くらいの長さで切りそろえるのがいいでしょう。
冷凍した葉物野菜は、そのまま炒め物や煮物につかえます。また、できるだけシャキシャキ感を残したいときは、使いたい分にお湯をかけ解凍する方法も。炒め物の場合は解凍後軽く水気を絞ってから使うとベチャッとしません。
解凍した葉物野菜は、サラダなど生野菜のまま食べる用途には向きませんが、火を通すメニューであれば問題なく使用できます。
ネギや玉ねぎは、解凍時にかなり水分が出る野菜で、歯ざわりも重要な野菜です。とくにネギは、みじん切りにしてから冷凍してしまうと水分が出すぎて悲しいことになりがち。冷凍保存するときは、保存袋に長さを合わせてできるだけ長くきって保存しましょう。使うときに改めてみじん切りや料理に適した大きさに切りましょう。
逆に玉ねぎは、みじん切りにして保存しておくと、炒め物やスープ、カレーを作るときに凄く便利です。まとめて保存して必要な分だけ取り出して使えるうえ、炒めるとすぐに水分が出て、冷凍しないままのものにくらべて数段楽に飴色玉ねぎになってしまいます。時短にも玉ねぎのみじん切りの冷凍は効果アリですね。
冷凍することで、旨味成分が凝縮されてさらに美味しくなると最近話題なのがきのこ類です。こちらも、生のまま使いやすいサイズにわけてそのまま冷凍するだけでOK。お吸い物などにちょっと使いたいときや、サイドディッシュの添え物などに数本だけ使いたいときにとても便利です。使うときは回答せずにそのまま調理に使用してください。
大根やきゅうりなど、水分が非常に多い野菜はそのまま冷凍してしまうと、使用時にフワフワのスポンジのようになったり、スがはいったりして美味しく食べにくいです。
これらの水分が多い野菜は調理後、スープやタレに漬かった状態のまま冷凍保存すれば、味がよくしみて食べやすくなります。大根なら、シンプルなだし汁で炊いてから冷凍保存などが応用範囲が広くなります。
ジャガイモなどの芋系一部根菜も、冷凍してしまうと繊維が傷つきフワフワになってしまうものがあります。これらは、冷凍保存しなくても日持ちする野菜が多いので、冷暗所に保管しましょう。また、さいしょから冷凍野菜で購入するのも手です。
野菜を冷凍するのに興味はあるけど、使い勝手や味はやはり気になる…という人におすすめしたいのは、夕方のスーパーで特売になりやすいカット野菜をそのまま冷凍する方法。カットした野菜は保存が効きにくいので、安売りされているのを見かけた人は多いと思います。オトクだけどその日か次の日に使い切らないとと手に取らなかった人も多いのでは?
しかしカット野菜はすでに洗っていて水分も取り済み。そのまま冷凍するだけで使い勝手のいい冷凍野菜の出来上がりです。野菜炒め用のパックは解凍するとしんなりしてしまうもやしが多く入っているのでスープなどに使ってください。鍋用は食材ごとに固めて配置されている事が多いので、全部を使って鍋に使うのはもちろん、中からねぎだけ、きのこだけを取り出して別の料理にも活用できます。
まずは鍋用の野菜セットをそのまま冷凍してつかってみると冷凍野菜の便利さを体験してみましょう!