森美術館で開催中の『宇宙と芸術展』で9月12日より提供開始予定の特別フードメニューが……攻めすぎ! というハナシは先日お伝えしたところですが、一足おさきに試食してみたところ……めちゃウマでびっくり!


外見だけの薄っぺらいやつじゃないんです。これから展示会へ行かれる方、ぜひ食べて、写真も撮っちゃってください!!



宇宙と芸術展コラボフード① 『ブラックホールかきあげ丼』1,280円


おすすめ度 ★★★★★

提供期間 2016年9月12日~2017年1月9日



こんなに真っ黒なんですよ? ブラックホールというかもう暗黒物質を集めてカラッと揚げちゃったみたいに見えるじゃないですか? でもこれ、暗黒物質ではなく、竹炭の色。宇宙空間をイメージしたカラー。それが江戸時代のUFOとも言える「虚舟」をモチーフとした『うつろ舟 どんぶり』によそってあるわけです。抜かりのないメニューですね。しかもこの丼、展示会グッズとして売っています。気に入ったら買って帰りましょう。



うずらの卵が惑星を想起させ、散りばめられた金箔や銀シュガーが宇宙の星々を思わせます。もう、出落ちというか、見た目だけで十分に達成感あるのに(なにそれ)、この『ブラックホールかきあげ丼』……めっちゃおいしいんです! 油っこさ控えめのサックサクかき揚げ、ソフトシェルシュリンプの旨味、ちゃんと本格的な味わいで意外でした。お米も相当に黒いのですが、竹炭自体は味にほとんど影響はないようです。来場時、お腹が空いていたら、まず注文して間違いのないメニューでしょう。


宇宙と芸術展コラボフード② 『惑星と時空間のパフェ』900円


おすすめ度 ★★★★★

提供期間 2016年9月12日~2016年10月31日



やはり宇宙空間をモチーフにしたと思しき『惑星と時空間のパフェ』NASAのギャラリーで見るような幻想的な宇宙の光景がそのままグラスに閉じ込められているよう。



お味もかなり個性的でおいしい。トップにのっているティラミスと柚子のアイス、そのまま一緒にして食べると妙に爽やかでビターな未体験テイスト。これはハマります。そして独特の美しい濃淡を演出するソーダゼリーやブルーベリーソース、パンナコッタも抜かりなくおいしい。ファミレス的な安っぽい作りのパフェとは違うので、非常に満足度が高いですね~。


宇宙と芸術展コラボフード③ 『惑星と時空間のスイーツプレート』1,200円


おすすめ度 ★★★★☆

提供期間 2016年11月1日~2017年1月9日



こちらはもはやアートでしょう。スイーツをもって描かれた宇宙のモチーフであり、宇宙ステーションから見える光景を表現しているのだとか。独特の色合いに仕上げられたカシスムースの惑星は甘酸っぱく鮮烈な味わい。隕石に見立てた焼きチョコレート、チーズケーキの流れ星など、遊び心と絵画性、確かな素材の美味しさのせいで……食べるのがもったいない(笑) これは後悔しないようにあらゆる角度から撮影したあとでお召し上がりください!


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宇宙をテーマにした『宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ』では、さまざまな芸術の中で表現されてきた宇宙に関する出展物約200点を見ることができます。チベットの曼荼羅など仏教的観点からの宇宙観を示す文化財のほか、隕鉄から作られた日本刀「流星刀」など、宇宙に関する多面的な資料がまとめて見られる機会は珍しいかも。ぜひ会期中に東京・六本木の森美術館まで足を運んでみてください。


なお、展示会コラボメニュー3点はそれぞれ提供期間が微妙に異なるのでご注意を!


情報提供元: ミトク
記事名:「 【芸術的宇宙グルメ】暗黒物質みたいな『ブラックホールかきあげ丼』は本気で美味しいので安心していい