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寒い季節に重宝するおでん。いつものおでん種だけじゃ飽きてくるので、たま〜に変わり種の具材を入れるのも楽しみのひとつですよね。以前ご紹介したタモリさん流のおでんでは、玉ねぎを丸ごと煮込んだり。その他にも「トマトおでん」という一風変わったメニューがあるのはご存知でしょうか。
もうド直球に王道のおでんだしでトマトを煮込むだけのレシピなのですが、これが意外や和洋折衷な美味しさでハマる味わいになるんです!
まずはトマトを湯剥きします。トマトのヘタを切り落として、反対側に包丁で十字の切り口を入れたら……
沸騰させたお湯に数十秒入れて、剥がれた皮を切り口から剥いておきましょう。
別のお鍋で沸騰させたお湯(1人前で水3カップ程度)に、湯剥きしたトマト、お好みのおでん具材、オイスターソース大さじ1〜2、和風だしの素小さじ2、塩小さじ1を投入します。弱火でじっくり10分〜15分程度煮込みましょう。煮崩れないよう、途中でトマトの上下をひっくり返しておくのがおすすめです。
鍋や汁物でトマトを煮込むと、わりと何のメニューでも主張が強いトマトの風味一色で支配されがち……なんて印象もありますが、このレシピでは意外と問題ナシ。おでんだしの和風な味わいと調和する程度に、特有の元気な酸味が染みた美味しいスープに仕上がります。
崩れない程度にしっかり煮込んだトマトは柔らかくジューシーで、中はとろとろの食感に! 一緒に煮込むおでん種も特に選ばない印象で、いつもの練り物などをお供にしても全然OK。あればソーセージなどもハマりますが、トマトとの相性に寄せすぎると普通の洋風鍋っぽくなりますね。
ちなみに、おでんのだしにオイスターソースを入れる方法は以前もご紹介したとおり、簡単なのに本格的な旨味が出るおすすめ調理法。トマトの酸味と合わさると、これまた一段と味わい深いスープになってくれるんです。お料理でうっかり余ったトマトの中玉を丸ごと使って、たまには豪快な変わり種おでんを試してみてはいかがでしょうか!