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国産鶏肉がウリの居酒屋チェーン「鳥貴族」。これまでは全品280円(税込302円)の激安ぶりだったのが、今年10月からはちょい値上げして、全品298円(税込321円)になっちゃいましたよね。それでも十分安くて旨い! そんなトリキの新メニュー、皆さんもう試しましたか?
今回は値上げタイミングと同時、10月1日から提供中となる「鳥貴族」の2017年秋冬新メニュー10品を一挙レビュー。わりと個性的なコンセプトで味の想像がしづらい新作が多かったので、とりあえず全部試してみました。一風変わったのラインナップ、これを参考に年末もトリキを活用してみてください!
トロリとした味噌だれはにんにくのパンチ効きまくり! 味噌の風味は薄い一方で、とにかくガーリックが出まくった甘辛タレです。味噌だと思って食べると、ビックリしますよ。きも自体はばっちり香ばしくコクも引き立ち、レバー好きなら合格点をあげられる出来かと。ジャンキーな美味しさのタレでレバーを味わいたい時にどうぞ!
カリカリ歯ごたえのフライドガーリックとにんにくソースのタッグが効いた、これまた豪快なガーリックテイスト! むっちりさっぱりしたもも肉に、香りと旨みがかなり濃いめに染みていて、もはやご飯が欲しくなるレベルです。ビールのおつまみに確実に活躍してくれる、スタミナ感全振りの一本ですよ!
表面カリッと焼き上げた鶏むね肉を、かつおだしが効いたすき焼きソースでまったり甘めにいただく一本。トッピングの半熟玉子を加えると、よりまろやか〜な美味しさです。火が通り過ぎて若干パサパサした個体もありましたが、甘口の焼き鳥が好きならアリかと。串からバラさないと半熟玉子をまぶしづらいのがちょっと気になるかな?(上からかけちゃってもいいかも)
シャキシャキ食感の大根サラダと赤紫蘇ドレッシングの組み合わせが超爽やか! さっぱりかつ香り豊かで、ピシッと甘酸っぱい味付けが箸休めに最適です。意外性には欠けますが、今回の新メニューの中ではかなり安定感がある美味しさ。メインの前にとりあえず一皿、という時にもいかがでしょうか!
ここからは一品料理系。炙った親鶏にネギと玉ねぎを添え、あっさり系の塩ポン酢で締めた一皿なのですが、ちょっと不思議な燻製っぽい風味です。コリコリした弾力のある部分とクニャクニャ柔らかい部分が3:7ぐらいで混じっており、おつまみ的にはどうも中途半端。タレもいまいち引き立つ味わいや爽快感がなく……頼む場面があんまり思いつかないかも。
コレが今回一番の個性派! 激辛スパイスの手羽先にメープルソースをかけていただく、小洒落つまみ感を演出した一皿です。ピリッとした唐辛子をベースにクミンやコリアンダーシードなどが効き、謎に中東料理風のハードな辛味。そこに甘〜いメープルが絡むと……ミスマッチのような、不思議な旨味があるような。卓を囲む全員が「判断に困る!」と口を揃えた問題作、ネタ的にとりあえず頼んでみては?
鶏白湯(トリパイタン)スープで豆腐と鶏もも肉をいただく、一転して安心感がある一杯です! 優しい濃厚さの中にやや塩味を立たせたスープの中に、皮付き鶏ももはトロトロに煮込まれ、豆腐はアツアツフワフワ。これからの季節に特におすすめですね〜。迷ったらとりあえず選んでOKな汁物ではないかと!
ここからは「ご飯もの・デザート」に分類されるメニューです。こちらはおなじみの名古屋風台湾ラーメンを、豚挽き肉ではなくトリキ流に鶏そぼろで仕上げた一杯ですね。鶏肉であるぶん、また量が少ないぶん、お肉の旨味・食感は寂しい感じですが、さっぱりした味付けと骨太な辛味のバランスは意外といい感じ。シメに食べるにはちょうどいいのでは!
かつお、さば、煮干しの出汁で炊いた鶏そぼろに、半熟卵や味のりをプラス。卵を崩してガツガツ掻き込める、定番の丼物ですね。そぼろの味付けはガツンと甘めで、割り下的にタレがご飯に染みてます。そぼろは柔らかく、卵はトロトロ、ご飯もやや柔らかく炊き上げられ、全体的にふんわり食感。軽めのシメが欲しい時にどうぞ!
北海道産生クリーム使用のキャラメルアイスに、練乳を使用したキャラメルソースをかけ、更にホイップもトッピングされた一品です。ねっとりなめらかでコシがある食感に、キャラメルの風味もガツンと濃厚! クリームの甘味もかなり強めで、小さいながらも満足度高めの王道アイスでした!
以上、「鳥貴族」新メニューのレビューをお届けしました。正直、「特にコレがイチオシ!」と言えるほどの目玉は見当たりませんでしたが、変わり種から王道までバランスよく取り揃えたラインナップ。値上げ後も変わらず、これからも安く楽しく飲めるお店として、バッチリ活躍してくれそうですよ!
<参考リンク>
・鳥貴族で注文したい「超コスパメニュー」おすすめ5選!