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電車の混雑率200%と聞くと、どのくらいの混み具合を想像しますか?
つま先立ちで背中の圧力に耐え忍ぶ人たちでいっぱいの阿鼻叫喚急行? そのあたりの目安と混雑率がめっちゃ高い路線を調べてみました。
電車の混雑緩和の指標として使われる混雑率(輸送人員 ÷ 輸送力)。上の図は国土交通省が発表している混雑率データに関する資料から抜粋した「混雑率の目安」を示したイメージ図です。
混雑率による混雑状況は以下のように説明されています。
新聞とか週刊誌が目安なんだ。いまはスマホでニュースを読むことが多いから、現実との乖離感はあるものの、十分に理解はできる説明ですね(スマホの利用スペースを基準にしたら、混雑緩和が遠い話になりそう)。
混雑率100%は定員乗車のこと。座れたり座れなかったりするくらいの。200%だと「週刊誌程度なら何とか読める」感じの混み具合。あれ? わりと余裕ある?(それが余裕あると感じるのもどうかと思う) じゃぁ、自分が使ってる区間は250%オーバーでしょ、とは東西線(東京メトロ)を利用するスタッフ女子の言。
とくに混雑率が高いとされる、180%超えの路線・区間を以下にまとめてみました。
上の表は国土交通省が公表している平成28年度の混雑率データ資料から、混雑率180%超えの路線・区間をまとめたものです。
最も混雑する路線・区間は、東京地下鉄(東京メトロ)・東西線「木場 → 門前仲町」7:50〜8:50 で 199%! ほぼ200%でして、国土交通省の説明によれば、週刊誌程度しか読めないレベルですね。
ただ、まさにその路線・区間を日々利用している者の感覚としては、乗客同士の圧力がハンパなく(背骨折れそう)、週刊誌を読む余地など断じてナイ! 読もうとしたら事件が起きる! というのが実感だそう(個人の感想ですが)。要は250%級。実際のところ混雑率の測定は目視に頼るケースが多いようで、どちらかというと甘めの評価になっている面もあるのかも。
かつては山手線 外回り「上野 → 御徒町」も200%レベル区間だったのですが、上野東京ライン開通後は159%に落ち着いているようです(それでも外回りで最も混雑する区間、内回りは「新大久保 → 新宿」で165%)。
実感としてはどうですかね?
<参考リンク>
・国土交通省
・日本民営鉄道協会