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DAUとは「Daily Active User」の略称です。
Webサイトやアプリケーションを1日に利用・閲覧したアクティブユーザー数を示す指標です。
アクティブユーザー数は、1日・1週間・1ヶ月等さまざまな単位によって計ることができます。その中で1日単位のものをDAU、1週間単位のものをWAU、1ヶ月単位のものをMAUと呼びます。
それぞれはデータの利用用途によって使い分けられます。
DAUは主に、ニュースやブログなど毎日利用されることを想定したサービスの指標として使われます。
DAUは1日でサービスを利用したユーザー数を示す指標です。
前項でも記述したとおり、ニュースやブログなどで多く用いられます。
日付が変わってから同じサイトへアクセスしなおした場合、新たなアクティブ数として計測されます。
対してWAUとMAUは、起算日から締め日までの間に複数回アクセスしたとしても、アクティブ数は1としてカウントされます。締め日を超えてからは、再度新たなアクティブ数としてカウントされます。
このようにWAUとMAUは、定められた一定の期間内での複数回のアクセスは重複して計算されないため、継続的に利用してもらうことを目的としたサービスで用いられることが多いです。
DAUは、特に配信直後のゲームのユーザー数の把握に役に立ちます。
ゲームの発売・発表直後には一気にアクティブ数が上がります。これはDAU/WAU/MAUともに共通していることです。
しかしそこから1週間、そして1ヶ月の間に「新規ユーザー」が「既存ユーザー」化したかどうか、そして「離脱ユーザー」がどれだけいるのかはWAUやMAUではなく、DAUのデータでしか見えてきません。
なぜなら、WAUとMAUは長期間数字を積み上げていく形であり、1日あたりのアクティブユーザー数を細かく分析することができないからです。こういったデータの抽出方法を適切な形で行えないと、「初月はMAUは好調なのに次月は芳しくない」といった現象の原因を探ることができません。逆にDAUに注目すると、どの段階で「離脱ユーザー」が発生したのかを詳細に分析することができます。
ゲームは「新規ユーザー」の獲得が最優先とされていますが、それは発売・発表まもない段階でのことです。時間が経てば「新規ユーザー」の獲得は困難となり、「既存ユーザー」の抱え込みが必要になります。
「既存ユーザー」が離れていかないよう、対策を講じたりユーザーの声に耳を傾けたりすることが必要です。
では、WAUやMAUはどのような場面で使えるのでしょうか。
それは、ゲームの課題把握の時です。DAUで芳しい数字が出ていない場合でも、WAUやMAUではある程度の数字が出ていることがあります。それは、毎日ログインやアクセスしているユーザーが少ないものの、長期的に見れば最低一回はログインされていることを意味します。
つまりログイン頻度が低いゲームということになります。
このようなデータ分析から、ログイン頻度が低い原因とそれに対する対策を探り、今後の魅力的なコンテンツ開発につなげて行くことがベストです。
ユーザーのアクティブ数を把握することは、サイトやサービスを運営する上で非常に重要なことです。目的に合わせてDAUのデータを効果的に活用すれば更なる成長が見込めます。
また、WAUやMAUのデータも併せて参照することで、ユーザーがどれくらいの頻度でサービスを使っているかの動き、いわゆるアクティブ動向を分析することができます。
WEB広告を打ち続け、「新規ユーザー」を取り込むにしても、ターゲットとなるユーザーの数は有限です。そのため、「製品発表に向けた広告」と継続的な「新規ユーザー獲得に向けた広告」のターゲティングは方向性が大きく異なります。
DAUは、それらの広告をより効果的に作る際に一番目安となる指標です。