- 週間ランキング
代表の渡邉様
ーー本日はよろしくお願いいたします。
ーーメテオライズ様は、プラットフォームやジャンルにとらわれない開発をモットーに全方位のゲーム製作をし、活躍されてきたと思います。
ーー創業から今までに、大切にしてきた理念などはおありでしょうか?
渡邉「“求められているもの+αを常に求める”ことです。つまり、求められている水準を満たすだけではなく、求められているもの以上の物を作りたい。」
渡邊「前提として、ゲームづくりは、クライアントに対して様々な提案ができる余白があります。他のモノづくりの業界のように『仕様書100%厳守』の世界ではない。」
渡邊「だからこそ、要求水準『+α』の部分をどう生み出すかがポイントになってきます。自分で考えた結果を+αすることで、最終的にはユーザーに喜ばれるものに繋がってくる。
渡邉「その辺りを自分で考えて動けるのが、一流のクリエイターだと、私は思っています。し、当社の社員にもそういった考えを持ってほしいです。」
ーー素晴らしいお考えだと思います。この理念を掲げたきっかけなどはございますか?
渡邉「この考えは、僕が会社を作る前、一人のクリエイターとして働いていた時にからずっと大切にしていたことなのです。」
ーー第一線の開発現場で感じたことを、今も大事にされているのですね。
渡邊様のクリエイターとしての信念を感じます。
ーー次はメテオライズ様の働く環境についてお伺いしたいと思います。
ーー働く環境について、御社で大切にされていることはありますか?
渡邉「2つあります。まず、距離感の近さです。良くも悪くも私、代表と従業員の距離はすごく近いです。現在社員数が40人くらいなので、物理的にも見えますし、進捗や成果もお互い見やすい。」
渡邉「そのため、私が社員を直接評価できますし、その評価を反映しやすいです。
熊本に関しても、日々チャットツールで私とコミュニケーションが取れるので、進捗も把握できますし、そういう意味では私と従業員の距離が本当に近いと思います。」
ーーなるほど、会社全体が、社長直下の組織として密に渡邉社長とのコミュニケーションをとることができる距離感なのですね。
渡邉「はい。また、社内の社員同士の距離感もかなり近いと思います。というのも、弊社はフラットな組織体制なのです。いわゆる課長や係長などの役職者は、組織としては、一切構築していません。ここが2つ目に大切にしている部分です。」
渡邉「一応、プロジェクトに合わせてリーダーを立てることはありますが、会社の役職的な形で序列が決まる体制にはしていないです。だからフラットなので、全員距離がなくゲームづくりができていると思います。」
ーー役職がないというのは初めて聞きました。役職者なしの状態でどうやってうまく組織を回していらっしゃるのでしょうか?
渡邉「うちでは社員に役割を与えるようにしています。先ほど伝えた、プロジェクトごとにリーダーを立てるのもそうですが、若手でも下に人を付けたり。」
渡邉「そうすることで、自ずと自分が何をすべきか見えてきたり、与えられた役割を全うする自覚が芽生えてくるのです。もちろん、こちらが適性を見た上で、その人の力を生かし切れるようにこちらも配慮してマネジメントを行っています。」
渡邉「実際私もオフィスにいるので、私自身も各チームを見ていますし、アドバイスしたりすることもあります。フォローは手厚く行っています。」
ーーなるほど、「役職は無いけど役割はある」ということですね。
ーーこの場合、役職者がいない中、社員の意見や評価等はどうやって吸い上げていらっしゃるのでしょうか?
渡邉「定期的に、人事の人間と社員の個人面談を実施するようにしています。そこで社員から、今思っていることや、会社への要望などを、定期的に吸い上げています。」
渡邉「完全に全部を反映することは難しいのですが、どうにかしてうまくできないか、そこで出た意見を踏まえてどう社員に還元していくか取り組んでいたりしています。」
ーー先ほどのお話から社内の距離感も近く、かなり作品作りもしやすい雰囲気だと感じました。この空気感を維持するために意識していることはありますか?
渡邉「チームワークですね。1人ではものつくりはできないので、必然的にチームワークは必要になると思っています。そのためには、コミュニケーションが大事だと思っています。」
渡邉「とはいえ、いきなりコミュニケーションを取りましょう、というのは難しいと思うので、2つ弊社では決めて実施していることがあります。」
渡邉「1つは挨拶です。と言っても、部屋に入る時に大声で挨拶しろ、というわけではありません。『おはようございます。』『お疲れ様です。』と、顔を合わせたら言う、それだけです。」
ーー社員の方には、オフィスでのあいさつを必ず実施するように社内で決めているということですか?
渡邉「そうです。例えば、挨拶をしても無視してくる人がチームメイトだった場合、質問をしたり報告したりしにくいじゃないですか。特に新しく入ってきた方はそれが原因で辞めたりすることもあります。」
渡邉「なので、社員の心理的安全性を担保するためにも、一番初めのコミュニケーションは挨拶だと思うので、挨拶を大切にしています。」
ーー確かに、心理的安全性を担保されていることで事前の相談や早期の報告が実現するなど、業務においてプラスに働くことが多そうです。
渡邉「はい。そしてもう1つは、出社です。チャットでも連絡はとれるのですが、やっぱり毎日顔を合わせて話をする方が細かいニュアンスも伝わります。」
渡邉「それに、主要なタイミング、朝会や終礼そういったところでの日々の進捗管理だったり、お互いの把握。そういうことを大切に『みんなで今日も頑張ろう』という気持ちで働けたらいいなと思い、弊社は出社をベースに働き方を組み立てています。」
ーー確かに顔を合わせるからこそ築いていける信頼関係がありそうです。
渡邉「あとは、社員のプライベートの時間を、有効的に使ってもらえるように、社内イベントは本当に必要最低限の社員総会と納会、その後の懇親会しか実施していません。」
渡邉「みんなで集まって飲んだりって疲れたりもすると思うので、うちは普段のプライベートも有効に使ってくださいと伝えています。」
ーーそれは社員の方もメリハリをつけて働くことができそうです。
渡邉「それと、有志にはなりますが、人事の2人が企画してくれたボードゲームの会も先日実施しました。景品は特に用意してなかったのですが、集まったメンバーは楽しんでくれたみたいでよかったです。」
渡邉「こうした催しものも、社内のコミュニケーションの一環になったらいいなと思い、今後も実施する予定です。」
ーーレクリエーションが好きな方もいらっしゃいますし、素敵な試みだと思います。
ーーメテオライズ様にマッチするのはどういう方でしょうか?
渡邉「めちゃくちゃできる天才というよりは、求められている業務内容は普通にこなすことが出来て、和を大切にできる人。そして人と協力して何かを作ったり、お互い切磋琢磨できる人ですね。」
渡邉「基本的に小さい会社なので、ある程度裁量がある仕事を任せる事が多くなります。その辺りはやりがいがあると思います。逆にそれにやりがいと感じない方は、多分合わないと思います。」
渡邉「先ほどの+αにも繋がるのですが、当然振られた仕事以外でも、“この作業終わりそうなのでこっちの方やった方がいいですか“とか、提案型の方。自分の仕事以外にも、視野を広げられる人は、絶対メテオライズに合いますね。」
ーーチームワークを大切にできて、+αを考えることが出来る方、そういう方がメテオライズ様に合うということですね。
渡邉「はい、あとは勤怠ですね。先ほども言いましたがうちは出社なので、めちゃくちゃ厳しいことは言いませんが、普通の社会人として問題ない方。朝会にそろう、毎日出勤する、というのもチームワークの一環だと思いますので。」
渡邉「当てはまった方はぜひメテオライズに応募してきてほしいですね。」
ーーメテオライズ様で歩めるキャリアパスはどのようなものがありますか?
渡邉「基本新しく入った方には、誰かの下について一緒に作業しながら学んでいただきます。そして、ある程度成長したら役割を与えていくので成長の機会は多いと思います。」
渡邉「失敗をしないと絶対成長しないと思っているので、チームでフォローしますし、ぜひ自分でいろいろ挑戦していただきたいです。うちでは、クリエイターとしての成長速度もかなり早いと思います。」
ーーメテオライズ様が今後チャレンジしたいことや目標はありますか?
渡邉「昨今、コンシューマーのゲーム開発会社、スマートフォンのゲーム開発会社っていう形で結構線引きされているのが大半です。ですが、我々は色々なプラットフォームを手掛けてきました。」
渡邉「そして今後も、ゲームを作れる場所があればプラットフォーム関係なくそこにどんどん挑戦していく会社として、業界の中でもプレゼンスを上げていきたいと思っております。」
渡邉「それから、久々にまた自分たちのパブリッシングをしたいなと最近思っています。オリジナルタイトルもそうですが、なんらかの形でtoCの仕事をやりたい。」
渡邉「そして、その仕事は単発で終わらないように継続性のある事業にしていきたい。だから、経営企画としてどういうふうに捉えて実現していくかというのが僕の課題かなと思っています。」
ーーコンシューマー・モバイルだけでなく、VRも手掛けたことがあるとお聞きしました。そこも含めて今後のご活躍が楽しみです。
ーー最後に読者へのメッセージをお願いします。
渡邉「メテオライズはこれからチャレンジしていきます。これをお読みくださっている方の中で、コミュニケーション大事に、チームワークを大事にしてゲームを作りたい。そう思う方がいましたら是非応募してきてください。」
渡邉「少人数でしっかり現場経験を積んでいきながら、クリエイターとして成長していきましょう。」
渡邉「東京にあるメテオライズで働きたい方はもちろん、熊本でゲームの仕事がしたいと思っている方も是非ご応募ください。熊本でもゲーム作りができます。」
ーー本日はありがとうございました。
渡邉 幸二(わたなべ こうじ)
代表取締役社長。
大学卒業後タムソフトに入社、エンジニア・ゲームディレクターを経験した後、
更なるエンジニアリング技術向上を目指し、株式会社トライエースの研究開発部門に転職し、インハウスゲームエンジンの開発エンジニアとして従事した。
その後、2010年にスマートフォンゲームの可能性をみすえて起業、2012年株式会社メテオライズの代表に就任。
2021年には、アルファ・システムとの資本業務提携をし、グループ各社の代表を務め現在に至る。
企業HP:https://www.meteorise.co.jp/
2010年設立のゲームソフトやデジタルコンテンツの企画・開発・運営などを手掛ける会社。
モバイル、コンシューマーといったプラットフォームやジャンルにとらわれない開発をモットーに全方位のゲーム製作をしている。
少数精鋭でありながら高度な技術には定評があり、受託開発においても
クライアントから厚い信頼を得ているのが強みである。
最近では、5社による戦略的業務提携グループ「白群(びゃくぐん)」を結成、
今後の開発において、各社の長所を活かし、大規模かつハイクオリティのクリエイティブを実現していく。