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プラチナゲームズ提供
――本日はよろしくお願いいたします。
――プラチナゲームズに参画されて1年7ヶ月が経ちますが、所感がございましたらお伺いしたいです。
山根(以後山根)「ゲーム開発会社に対して過酷な労働環境を想像する人もいるでしょうが、当社はそのイメージからは遠いというのを実感した1年7ヶ月です。」
山根「当社は、『熱狂を与えるゲームを提供する』ことを使命に、刺激とニーズが高いところでバランスをとっている、つまりハイクオリティのゲームを開発していると自負しています。」
山根「そのことから、硬派な会社、体育会系な会社と感じている方もいるかもしれないですが、そんなことは全然ないですね。」
山根「創設時から在籍している社員、中途採用で入社した社員、若手、中堅…さまざまなポジションの人間が入り混じっているので、多様な思考が融合しており柔軟に対応できる会社だなと感じています。」
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――そういった環境下で山根さんは、何に取り組んでいるのでしょうか。
山根「『世界と戦う為の差分を埋める』ということに注力しています。」
山根「具体的に言うと、『チーム力を上げる』『意思決定をスピーディーにする』『仕組みで改善を図る』『少し背伸びする課題設定で成長を促す』『キャリアパスの明確化』など多岐にわたる取り組みです。」
山根「在籍している社員は個々のスキルが高いことに加え、さらに品質を上げることに妥協しない『頑張り屋さん』が多いです。それは素晴らしいことですが、個人の領域を超えて負担になってしまうことを防ぐため、周囲の人がフォローする風土醸成をしています。」
山根「私が周囲で促しているのは、『80%の時間で100%の成果を出し、残りの20%の時間で周囲を見なさい』ということ。20%周囲を見ることができれば、チームは円滑に回るようになります。そうして結果として『チーム力を上げる』ことにつながるのです。」
山根「『80%の時間で100%の仕事をする』のは厳しい要求だと思われるでしょうし、実際そうだと思います。ただ、今まで時間がかかっていたことを、経営層が『意思決定をスピーディーにする』こと、時間がかかっていることを『仕組みで改善を図る』ことで実現できると考えます。」
山根「もちろん従業員自身も少し背伸びをしてもらう必要もありますが、いつかそれが自然体でできるようにしたいですね。」
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――キャリアパスについても着手しているとのことですので、詳しく伺いたいです。
山根「キャリアパスについては、『やりたいことに専念できる環境を作る』ということを意識しています。」
山根「今まではトッププレイヤーがマネジメントラインに立つ仕組みでしたが、『トッププレイヤー』が必ずしも『トップマネージャー』ではないケースもあります。」
山根「そのため当社では、定期的な面談を通じて、社員一人ひとりに向き合い、『専門職スタイル』なのか、『マネジメントスタイル』なのか、個々のキャリア志向を勘案し、キャリアパスを設定して研修内容をカスタマイズしていくことを目指します。そうすることで、より自身の業務に集中でき、良いパフォーマンスにつながると考えています。」
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――今後の採用方針についてお聞かせください。
山根「ざっくり申しますと、3年で100名の増員をしたいと考えています。」
山根「増員の背景は、大規模開発を実現させるためにはまだまだ共に働いてくれる人材が必要だと考えているからです。」
山根「現在当社では大規模な自社開発のオリジナルゲーム開発にも力を入れています。そして、自社開発ゲームのみならず受託開発も非常に大規模化しています。そんな自社開発と受託開発の両輪で大規模開発に取り組める会社へと成長するために、共に働いてくれる人材を求めています。」
――増員を図る為の取り組みや、他社と差別化されていることがあれば教えてください。
山根「社内の環境整備により力を入れています。」
山根「私自身も中途入社ですので、熱意を持って当社に入社された方には笑顔で仕事に携わってもらいたいという想いがひときわ強いです。」
山根「冒頭説明した『世界と戦う為の差分を埋める』取り組みを行っていくことが、中途入社の方も含めて働きやすい環境につながると考えています。」
山根「社内の働きやすさを考えた時に欠かせないハイブリッドワーク(出社と在宅勤務の組み合わせ)も取り入れています。コロナの影響で始まったハイブリッドワークですが、現在もメリットを実感しており、当社では継続をしていきます。」
山根「こういった働き方の面でも、差別化につながっていると自負しています。社内の環境が整っていることが認知されれば、興味を持ち、応募頂く方も増えるだろうと期待していますね。」
山根「社外(転職を考えている方)に向けてのアピールが上手でも、『実際入社したら違う』となると詐欺師みたいじゃないですか? そうはなりたくない。」
山根「今以上に笑顔で働ける環境だと強く実感できるように社内整備に力を入れます。だから、是非応募頂いて実感をしてもらいたいです。」
――一緒に働きたい人物像はありますか?
山根「『プラチナゲームズでチャレンジしたい』『世界中を熱狂できるコンテンツを一緒に作りたい』と志を持った人材と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。」
――最後に応募を検討している方に向けて一言お願いします。
山根「本当に申し訳ないのは、今何を作っているかを伝えられないことなのですが、もしわかればものすごく興味を持ってもらえると確信しています!・・・これだと詐欺師コメントみたいになってしまいますね(笑)」
山根「興味を持ってもらえるというのは本当ですが、メッセージを変えます。プラチナゲームズの未来を、ともに切り拓いていく気構えがある方からのご応募をお待ちしています。」
任天堂株式会社に入社後、16年に渡る欧州赴任を経て業務部部長に就任。サードパーティタイトルのパブリッシングを統括し、中国事業推進部部長を兼任。2022年4月に副社長執行役員兼 CBOとしてプラチナゲームズ株式会社に入社。