俳優の水上恒司が、長らく愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」を映画化した『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で声優に初挑戦した。「たべっ子どうぶつ」たちの大冒険を描く本作は、まさかの感動巨編として公開後の評価も非常に高い。ぞうくんを演じた水上に作品の魅力を聞いた。

ーー『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』は、かわいいキャラクターが出て来ますが、壮大なスケールの世界観に驚かされますよね。

そうですね。今回の作品は、人間ではないキャラクターたちが登場しますが、描かれている感情は、たとえば嫉妬、見栄、愛情や優しさなど、そのどれもが身近で、誰にでも共通する普遍的なものだと思うんです。

もちろん「モフモフ」「カワイイ」というビジュアルの魅力があり、プロモーションの場ではその側面にも触れてきましたが、観た方がいい映画と評価してくださる作品には、そういった普遍的なテーマがしっかりと描かれていると思うんです。どの時代でも通じるものがあるんですよね。

ーー演じられたキャラクターは、ぞうくんでした。

ぞうくんは、らいおんくんの良いパートナーなんです。僕は野球をやっていたからか、らいおんくんをピッチャーとして捉えて、ぞうくんはキャッチャーみたいな感覚でしたかね(笑)。

ーー声の演技は、実際に挑戦されてみていかがでしたか?

難しかったです。アニメーションの世界って、観ている分にはまったく不自然じゃないのに、声にしてみると「こんなにすぐに感情って変わるものなのかな?」って思うくらい、テンポや感情の切り替えが求められるんです。そこが難しかった。でも、「ああ、こういうものなんだな」とも思いました。

今回の現場を経て、そういった声優の現場というより、きっと声優の世界は、作品としてのテンポ感や、感情の抑揚をちゃんとつけることで、観ているお客さんにとって心地よいリズムになるように計算されているんだなと感じました。

ーーこれから鑑賞される方たちに一言お願いいたします。

この作品が「名作です」と自分で言うつもりはないのですが、この作品が名作と呼ばれるようになっていけるような要素――たとえばストーリー性だったり、5年もの制作期間をかけた技術的な完成度だったり――そういうものをしっかり持っている作品だと思っています。だからこそ、少しでも多くの人に観てもらいたいです!

■作品情報
『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』
絶賛モフモフ公開中

らいおんくん/松田元太(Travis Japan)
ぞうくん/水上恒司
ぺがさすちゃん/髙石あかり ほか

原作:ギンビス
監督:竹清仁
脚本:池田テツヒロ
企画・プロデュース:須藤孝太郎
配給:クロックワークス TBSテレビ
(C)ギンビス (C)劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会

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記事名:「 【インタビュー】水上恒司、「誰にでも共通する普遍的なものがある」『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で声優初挑戦