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全国で分譲マンションや商業施設の開発を行う日本エスコンは、北海道北広島市と官民連携で進める北広島「駅西口周辺エリア活性化事業」におけるB敷地の開発概要に関する記者発表会を2月14日に開催。上野正三北広島市長、北海道日本ハムファイターズの関係者出席のもと、エスコンフィールドHOKKAIDO内の会場で、同敷地に今年6月着工予定の分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」の概要が発表された。
日本エスコンと北広島市が官民連携で取り組む駅前活性化事業
昨年3月、北海道日本ハムファイターズの新本拠地として華々しく開業を迎えたエスコンフィールドHOKKAIDO(以下、エスコンフィールド)。2020年から同球場のネーミングライツを取得している日本エスコンは、同球場を核とする北海道ボールパーク・Fビレッジ(以下、Fビレッジ)への重要なアクセス拠点であるJR北広島駅西口周辺エリアの活性化事業で北広島市とのパートナー協定を2021年に締結。市有地を活用して行われる同事業において、A〜Dの4エリアに分かれる敷地のうち、先行して用地取得を完了しているA敷地では、既に商業施設「トナリエ北広島」と都市型ホテルを擁する複合交流拠点施設の開発が進められており、来年3月の開業を予定している。
発表会の冒頭では、B敷地の概要説明に先立って北広島市の上野正三市長が挨拶。
「JR北広島西口周辺エリアについては高度利用がされていない土地、また未利用の市有地が残されており、駅周辺エリアの魅力と価値を高め、地域経済の活性化、また定住人口の増加等に寄与するような市有地の効果的な活用が長年の課題だった」と始めに述べた上野市長は、「エスコンフィールドを核としたFビレッジには、試合がある日に限らず連日多くの方々に訪れていただいており、地元の飲食店をはじめ、街にこれまでにない活気が生まれている」と新球場開業の実感をコメント。その上で「本事業は、本市の将来にわたる持続可能な都市開発を実現し、さらなる発展につながるものと確信しております」と、官民連携によるパートナーシップの絆を改めて確認した。
続いて、同じく同社の重要なパートナーである株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの前沢賢取締役事業統轄本部長がが登壇。「このプロジェクトは日本エスコンさん抜きでは語れないと思っている」と述べた同氏は、「我々が目指すのは単なる開発ではなく、職・住・遊・学を一体にした新しいモデル作り。そのモデルを北海道に根付かせ、グローバルなマーケットにも切り込んでいきたい」と、Fビレッジの発展にかける思いを語った。
「3LINKS」をコンセプトに“3つのつながり”を生み出す
次に、日本エスコンから執行役員 開発事業本部 北海道支店の加藤嘉朗支店長と開発事業本部 首都圏企画販売部の長嶋俊彰マネージャーが登壇し、JR北広島駅西口周辺エリアのB敷地に建設を予定する分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」の概要が発表された。
「レ・ジェイド」は全国で1万4千戸以上の分譲マンションを供給している同社の主力ブランド。「レ・ジェイド北海道北広島」は、札幌市内で展開する2棟と今年6月に入居開始を予定するFビレッジ内の「レ・ジェイド北海道ボールパーク」に続き、北海道で4棟目のプロジェクトとなる。将来的には駅に隣接するA敷地とその西側のB敷地、さらにその西側にある北広公園をがペデストリアンデッキでつないで人が行き交う流れを作り出すことで地域の活性化を目指している。
あえて共通したコンセプトを設けず、展開する土地ごとの魅力を最大限に引き出すのが「レ・ジェイド」の強みだ。その上で「レ・ジェイド北海道北広島」は「3LINKS」をコンセプトに掲げ、3つの“つながり”を重視。
「1つ目のつながりは北広島市様、そして日本エスコンをはじめとする事業参加グループがそれぞれの叡智を結集してFビレッジとつながり、新しい北広島駅を想像すること。2つ目のつながりは、A敷地の複合交流拠点とB敷地の分譲マンション、さらには北広公園をつなげる一体開発により駅西口エリアの活性化を図ること。3つ目は地域をつなげ、人と人との交流を生み出す公開空地や地域交流施設を設けることを表しています」(長嶋氏)
北広島駅からペデストリアンデッキを経て徒歩4分でアクセス可能になる総戸数197戸のマンションは、地下1階・地上14回建て。占有面積は45.20㎡~152.71㎡で、1LDKから4LDKまでの幅広い間取りに加え、最上階には屋上専用テラス付きの住戸も用意。北海道を感じさせるレンガ調の素材や北広公園の自然が溶け込む格子状のルーバーを設けるなどエリアに調和したデザインで北広島駅西口周辺エリアのランドマークに位置付け、札幌市内への通勤者やFビレッジ近接のライフスタイルに憧れる人など、多彩なニーズに応える。また、北広島市との官民連携で北広公園の再整備も行い、幅広い市民が新たなコミュニティを築く拠点作りも進めていくという。
エスコンフィールド入場券3年分が購入者特典!
共用施設は、マンション居住者と地域の人たちがつながり、新しいコミュニティの創出が図れるアイデアが盛り込まれ、主なポイントとして以下の点が発表された。
・2階エリアのエントランスラウンジは地域交流拠点としても利用できる空間を企画。
・同じくエントランスにはノマドワーカーに対応するコワーキングスペースも設置。
・1階には認可保育所と地域の人や居住者の方の生活利便性向上に寄与する施設を設置。
・同じく1階には、オープンキッチンを配した居住者専用のパーティールームを設置。
・地下1階には2層吹き抜けのサブエントランスを配置。荒天時の送迎や荷物の積み下ろしに便利な車寄せスペースも。
・屋上には最上階居住者専用のプライベートテラスと居住者全員が利用可能なパブリックテラスを設置。
さらに、本物件ならではの購入者特典として、エスコンフィールドの入場券「エスコンフィールドHOKKAIDO GENERAL ADMISSION」が3年分進呈されることも併せて発表された。
今後は3月30日に北広島市芸術文化ホールでプロジェクト発表会が行われ、5月からはモデルルーム公開、第1期分譲が始まる予定。着工は2024年6月、完成引渡しは2026年10月を予定している。新球場開業を機に、北海道で最も新しい街としてさらなる発展が見込まれる北広島市。ファイターズファンはもちろん、“つながり”のある暮らしを求める人には恰好の住まいになるはずだ。
【「レ・ジェイド北海道北広島」特設サイト】
https://sumai.es-conjapan.co.jp/kitahiroshima197/