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その際、ラーメンやきしめんなどを注文。
これらのメニューに酢を入れるため、従業員に頼んだ。
すると、酢の瓶が空になっていることを、従業員が発見
厨房に行き、段ボールに入った業務用の容器から、瓶へ補充し女性に渡した。
2人の女性が、瓶の中身をラーメンやきしめんにたっぷりとかけ、口に入れた。
すると、刺激臭や喉の痛みを感じた。
レストランに申し出た後、医療機関を受診。
医師から、化学物質による「咽頭炎」との診断を受け、現在も服薬による治療を続けている。
店が確認したところ、従業員が補充した容器の中身は、酢ではなく「次亜塩素酸ナトリウム(殺菌・漂白剤)」が入っていた。
今年から、厨房内で酢の段ボールと、次亜塩素酸ナトリウムの段ボールが並べて置かれるようになったという。
今回、瓶の中身を補充した従業員は、厨房ではなくフロア担当だったため、その情報が共有されていなかった。
保健所の聞き取りに「完全に酢だと思い込んでいた」と従業員。
保健所は、化学物質による食中毒と断定し、レストランを11日から営業禁止処分とした。
なお、次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化作用を持っている。
誤飲すると食道の組織を破壊し、熱傷や出血を引き起こす。
そのため、取り扱いには十分な注意が必要だ。