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なお、保健所が検査したところ、旅館の調理従事者と発症者19人からノロウイルスを検出。
旅館が提供した食事が原因の「ノロウイルス集団食中毒」と断定した。
そのため、食品衛生法に基づき、旅館の調理部門に28~30日まで、営業停止を命じた。
旅館が提供したメニューは、
17日:(夕食)バンバンジー、ごまだれ豚しゃぶ、シューマイ、アジフライ、水餃子、マカロニサラダ、レタス、もやし、プリン、ご飯、味噌汁、水 など
18日:(朝食)ロースハム、プレーンオムレツ、ちくわ磯辺揚げ、ポテトサラダ、肉団子、野沢菜、オレンジ、リンゴ、ご飯、牛乳、水 など
18日:(昼食)ヒレカツ、ハンバーグ、ウインナー、大学芋、厚焼き玉子、キャベツマリネ、ミニトマト、つぼ漬け、小梅、ご飯 など
今年は、ノロウイルスによる食中毒が大流行している。
その理由として、2種類のウイルスが、時期をずらして流行していることが挙げられる。
通常は1種類だけが流行するが、今年はGII.4とGII.17の2種類が流行中。
GII.17は、新しい遺伝子型のノロウイルスのため、従来の迅速診断キットでは検出されにくい特徴がある。
そのため、集団感染が発生した際、ノロウイルス感染と判断されるまでに時間がかかる。
結果的に2次感染が起き、さらに患者数が増えてしまう可能性があるのだ。
よって、何よりも調理従事者の手洗いの徹底、また調理器具の丁寧な洗浄・消毒が求められている。