- 週間ランキング
保健所が検査した結果、店の調理従事者と発症者から、黄色ブドウ球菌を検出した。
そのため、店が提供した食事が原因の集団食中毒と断定。
店が提供したメニューは、サラダやヒラマサのカルパッチョ、フリット(エビ、ワラサ)。
さらに、揚げピザ、リゾット、生ハム、パンナコッタなど。
県は食品衛生法に基づき、店を17日から、無期限の営業禁止処分とした。
黄色ブドウ球菌は食べ物の中で増殖し、その際に「エンテロトキシン」という毒素を産生。
この毒素が食中毒の原因となる。
なお、黄色ブドウ球菌自体は熱に弱く、60度程度で30分加熱することで死滅。
しかし、「エンテロトキシン」は熱に強く、100度で30分加熱しても分解されない。
黄色ブドウ球菌による食中毒は、特に夏場に発生しやすい。
予防法としては、
・手洗いと消毒を徹底する。
・素手で調理をせずに必ず手袋を着用。
・食品を10度以下で保存し、常温での放置を避けることが重要だ。