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3人が医療機関を受診し、1人が入院した。
保健所が検査したところ、4人の便からカンピロバクターを検出。
「カンピロバクター食中毒」と断定し、店を3日間の営業停止処分とした。
店が提供したメニューは、よだれ鶏、チンジャオロース、焼餃子、水餃子、チャーハン、メンマなど。
カンピロバクター食中毒は、カンピロバクターという細菌によって引き起こされる食中毒。
ニワトリやウシ、ブタなどの腸管内に、カンピロバクターが生息している。
そのため、加熱不十分な鶏肉やレバーなどを食べることで感染。
感染すると、発熱、頭痛、腹痛、下痢、血便などの症状を引き起こす。
まれに感染後、神経疾患であるギラン・バレー症候群を発症することもある。
厚生労働省によると、カンピロバクターを原因とする食中毒は、年間約300件発生。
近年、患者数は2,000人程度で推移しており、特に夏場に多くみられる。
予防方法としては、食肉を十分に加熱すること(中心部を75℃以上で1分以上)。
また、食肉を扱った際には、他の食材や調理器具への二次汚染にも注意が必要だ。