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「朝からあげ」も意外ながらオイルファーストの一例である。脂質によって満足感を得ることで、自然に糖質の摂取量が抑えられるのだそうだ。ゲストの有野いくは、「唐揚げにオリーブオイル・レモン・塩でオリジナルソースを作り、仕上げにかけてみたい」と笑顔で語り、山田医師もそれに賛同していたのが印象的だった。
さらに、緩やかな糖質制限として知られる「ロカボ」にも注目が集まっている。これは1食あたりの糖質を20~40g、1日合計で70~130gにおさえる食事法で、無理なく続けられる点が特徴である。
山田医師は「古くなった油やトランス脂肪酸を避け、魚の脂(オメガ3脂肪酸)やオリーブオイル、無塩バター、ごま油といった良質な油を選んでほしい。そして油の保存にも注意を」と呼びかけ、「脂質を味方にした食事こそ、これからの新常識になる」と締めくくった。科学的根拠に基づいた新しい食習慣を取り入れることで、より健やかな日常が近づくかもしれない。