- 週間ランキング
安藤忠雄は1941年大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年に「安藤忠雄建築研究所」を設立。1979年に「住吉の長屋」で日本建築学会賞を受賞して以来、建築作品を次々と生み出してきた。90年代以降は国際的な舞台へ活躍の場を広げると同時に、環境再生や震災復興といった社会貢献事業にも取り組んできた。
本展は「挑戦の軌跡」と「安藤忠雄の現在」の二部構成。「挑戦の軌跡」では、住宅、祈りの空間・美術館などの文化施設に至る代表作を網羅。「安藤忠雄の現在」では、「直島の一連のプロジェクト」「ブルス・ドゥ・コメルス」「こども本の森」など、近年の仕事を紹介する。
天井高15mの没入映像空間では、安藤の代表作を巡る迫力の映像体験が可能。さらに、初期の代表作「水の教会」を原寸大で再現し、五感で建築の魅力を体感できる。
安藤が長年携わってきた直島プロジェクトの軌跡も、本展の見どころの一つ。37年にわたり変遷を遂げたこのプロジェクトを、模型や映像、音楽を駆使したインスタレーションで紹介する。直島を訪れたことのある人も、まだ知らない人も、建築とアートが融合する特異な空間の魅力を体験できる。
本展の会場となる「VS.」は、グラングリーン大阪うめきた公園の中心に2024年9月に誕生した新たな文化拠点。地下1,400㎡の空間に、天井高15mの展示スタジオを擁する。様々なジャンルのアイデアが交差し、新たな価値や創造が生まれる場として注目されている。
「安藤忠雄展|青春」は、全日「日時指定制」での販売となる。入場料は一般1,800円、大学生1,500円、高校生1,000円(団体割引あり)。中学生以下は無料。チケットはVS.公式WEBサイト、VS.チケット売場(会期中のみ)、チケットぴあで販売される。