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会場となった西南学院は大正5年に創立(大学は1949年開設)で、文学賞受賞者のOBを輩出しており、イベントには学生らも多数参加した。
福岡の印象を聞かれた広瀬は「あんまりお仕事で福岡にそんなに来たことがなくて、今回はTHE福岡なので楽しみにしてきました!」と元気いっぱいに答え、会場のボルテージはマックスに。
続いて福岡県北九州市出身で木戸は「福岡には5歳までしかいなかったので、皆さんの前で福岡を語るのは恥ずかしいんですけども、自分の中の福岡っぽさは確かに残っています」。
「やっぱり今無くなってしまった遊園地や、PayPayドームにもよく応援に行ってました」と、にこやかに答えた。
作品のタイトル『ゆきてかへらぬ』にちなみ、自分の青春時代のエピソードと今の10代20代に伝えたいことを聞かれた広瀬は「私は14歳からこの仕事をしていて、部活とか好きなことを諦めなきゃいけなくなった瞬間があって」。
「もちろん今になってはすごく運命的なのかなって思う瞬間もありますが、あの時に戻りたいなって思う気持ちが、今になって思うことも多くて…」。
「でも意外と流れに身を任せてみたら、自分だけでは見れなかった景色を見れたりとか、どっちもどっちだなって、思えるようになってきて、今は自分が楽しくいれることだったり、やりたい事を大切に思っていたら、人生楽しいかも!という思考になれるようになりました」と知られざる十代の頃の悩みを吐露。
また、広瀬のポジティブな人生観に会場の学生は静かにうなずいていた。
さらに、木戸は「僕は学生時代っていうのがしっかり青春を過ごしたんですが、夢を追いかけるっていうことにやっぱり悩んだ時期やつらい時期もありました」。
「最近、よく考えることが、自分がいくつになって亡くなるかわかりませんが、もし80歳のときにベッドの上にいても、10代の時、20代の時、30代の時に『ああしておけばよかったなって』思わないように前向きにチャレンジするようにしています」。
「まだ皆さんお若いと思うので、今後の人生後悔のないように何でもチャレンジしてほしいなと思います!」と力強いエールを贈った。
最後に根岸監督が「本日は本当にありがとうございます。1人でも多くの観客の方に見てもらいたいなと思っています。ぜひともよろしくお願いいたします」と深々とお辞儀。
大いに盛り上がったイベントは、幕を閉じた。
2月21日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会
【配給】 キノフィルムズ