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保健所が調査したところ、3日午後9時現在、7つの幼稚園の園児439人と職員49人。
また、6つの事業所の従業員20人、配食サービスの利用者3人の計511人が、下痢・おう吐・発熱などの症状を訴えていることが分かった。
入院した患者も、3人いる。
なお、製造業者の従業員4人と複数の患者の便から、ノロウイルスを検出。
そのため、ノロウイルスによる食中毒と断定した。
この業者は、平日最大2,000個の弁当を製造しており、現在も保健所が患者の集計を行っている。
そのため、担当者はトレンドニュースキャスターの取材に「今後も患者が増えることは確実」と語った。
弁当のメニューは、ご飯とおかず。
おかずについては、それぞれの幼稚園や事業所で内容が異なる。
そして今回の食中毒は、調理従事者の手指からノロウイルスが、弁当へ混入したとみられる。
保健所は、2月1日、製造業者に立ち入り検査を実施した。
検食用の食材を回収、また施設内を拭き取りし、ノロウイルスの状況を調査中。
また、保健所は製造業者に対して、2月4日から期限を定めない形で、営業禁止命令を出した。
十分な手洗いの徹底を、保健所が呼びかけている。
なお『尾張給食サービス』は、市から1か月の指名停止処分も受けていることが、担当課への取材で分かった。
一宮市は、ひとり暮らしの高齢者に対して、昼食の弁当を届けるサービスを実施している。
この業者も、市の指定業者で約500人が契約中。
また、市のサービスは、弁当配達人が高齢者の安否を確認するルールとなっている。
しかし、昨年11月21日、尾張給食サービスの配達人が高齢者の安否確認をせず、弁当を玄関ドア前に置きっぱなしにして、帰っていた。