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県は、児童がおう吐した際に、消毒の処理が不十分だったため、感染が広がったとみている。
また例年、感染性胃腸炎の発生のピークを迎える時期が、1月の第3週ごろだという。
なお、ノロウイルスの感染経路は5つ。
①ノロウイルスが大量に含まれる患者の便や、おう吐物から人の手を介して感染。
②感染者が調理したノロウイルスに汚染された食品を食べてしまった。
③ノロウイルスに汚染された二枚貝を、生あるいは十分に加熱しないで食べる。
④ノロウイルスに汚染された井戸水などを飲む。
⑤飛沫感染、あるいは比較的狭い空間などでの空気感染の報告もある。
また、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス薬はないため、 脱水症状がひどい場合には、輸液を行うなどの対症療法が行われる。
さらに、症状がなくなったあとも1~2週間ほど、便と一緒に排出されるため、二次感染に注意が必要。
そのため、施設内でふん便やおう吐物を処理する時は、使い捨てのガウン(エプロン)・ビニール手袋・マスクを着用する。
汚れた床や用具などは、適正な濃度の塩素系消毒薬で速やかに消毒。
作業が終わったら手を丁寧に洗い、窓を開けて、十分に換気をするように保健所が呼びかけている。