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この超大作を企画したプロデューサーは、まだ30代の青年だと聞いて驚いた。
彼は10代の時にこの水滸伝に出会ったんだそうだ。
そしてキャスト。
魅力的な出演者が多いのが、この水滸伝。
どんな素晴らしい役者と出会えるか、楽しみ 多くの人の胸を借りよう。
この歳で、この様な作品と出会えて嬉しい。
人生観が揺さぶられる様な撮影になる事を期待して。
この閉塞感の続く日本に水滸伝は見逃せない。
はじめは「本当に作れるのだろうか」と思った。
それが、今は、「本当に作れるのだ。良かった」と感じている。
作家の仕事は、本になった段階で完結している。
原作は、映像を構成する素材のひとつに過ぎない。
その素材をどのように活かすか、私は見てみたい。
小説通りではない、新たに生まれる未知の創造物を見てみたい。
「水滸伝」は現代劇ではない。
リアリティの飛躍がある。
ストーリーの飛躍がある。
俳優の演技、存在感、監督や脚本家の想像力と表現力。
衣装や小道具にいたるまで想像力を結集し、
それらが飛躍し、映像として物凄く圧倒的な世界を作るのではないかと期待している。
©WOWOW