- 週間ランキング
9日午後5時の時点でも、2人は入院中だ。
保健所が、症状を訴えている人の便を検査したところ、腸管出血性大腸菌 O157を検出。
そのため、O157による集団食中毒と断定し、店を3日間の営業停止処分とした。
保健所によると、商品名『飲めるハンバーグ』の由来は、飲めるほどに柔らかいハンバーグという意味。
調理方法は、まずハンバーグの表面を軽く焼いたあと、6~8分煮込む。
その後、客に提供するが、客は鉄板(約75℃)で3分間焼いてから食べるシステムだった。
なお、客に提供された時点では、中身まで十分に火が通っていない状態。
そのため、保健所の担当者は「3分間待たずに、食べてしまった客がいるのではないか」と話す。
また、「店側も『3分待つ』ということを、客に十分伝えきれていなかったようだ」と語った。
しかし、店はずっと同じシステムで営業していた。
ではなぜこの3日間に、食中毒が発生してしまったのか。
保健所は「この日提供された肉が、O157に汚染されていた可能性がある。ただし、3分間鉄板で焼いていれば、O157に感染しなかったはず」と語った。
さらに、「ひき肉を加熱不十分の状態で食べることは、大変危険。75℃で1分以上加熱することを徹底してほしい」と言う。
なお、保健所には、現在も新たな感染者からの電話連絡が続いている。
9日午後5時のトレンドニュースキャスターの取材に、「今後感染者数が、10~20人増える可能性がある」と語った。