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なお、注水作業をする際には、職員室のホワイトボードに「注水作業中」と記載するルールだったが、当該教諭は記載しなかった。
その後、午後1時30ごろ、プールの授業は雨のため中止。
しかし、教諭はプールの水を止めることを、忘れてしまった。
この日の午後5時ごろ、ほかの教職員2名がプール奥にある浄水装置を止めに行った。
しかし、プールに注水していることには気づかなかった。
注水するときの音が、雨音でかき消されていたという。
7月1日午前1時ごろ、当該教諭はプールの水を止めていなかったことに気づき、すぐに学校に向かい、水を止めた。
しかし、プールからは、水があふれ出ていた。
市教委の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「水がどのくらいの量あふれたのかと、損失額は現在調査中」と話す。
また、その損失額を、誰が負担するのかについては「損失額が確定してから、検討していくことになる」と担当者。
なお、2021年夏には高知市内の小学校で、教師がプールの水を1週間止め忘れたため、約250万円の損失となった。
このうち、約132万円を教師・校長・教頭が負担している。
神奈川県の横須賀市や川崎市でも、『プールの水出しっぱなし』事案が発生し、損失額の半額程度を、作業者や管理職に請求する事態に。
この理由について、自治体側は「市民の財産に大きな損害を与えたため」としている。