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しかし、精神的ショックから、詳細をなかなか話すことができなかった。
だんだんと状況が分かって来た学校は、約1週間後に保護者を学校に呼んで、校長が状況を説明。
コーチが昨年5月~6月にかけて、女子生徒にSNSで連絡を取り、2人でドライブに出かけていたことが判明。
また、少なくとも1回の性行為があった。
その後、学校職員と保護者は警察へ相談。
これ以上生徒に被害が生じないように、コーチとのSNSでのやり取りを消去させたという。
コーチは、生徒と連絡が取れなくなったため、状況を察知し自ら警察に出頭。
警察の調べに、生徒との性行為を認めた。
なお、警察はコーチを立件するためには、被害生徒からの聞き取りが必須と判断。
生徒に聞き取りの要請をしたが、被害生徒はショックから約1年間応じることができなかった。
ここ最近になって、やっと応じられる状態になったという。
一方学校は、カウンセラーや教諭が被害生徒の心のケアを、ずっと続けて来た。
なお、松本市では「部活動指導員」と「地域アスリート」を、会計年度(パートタイム)職員として採用。
面談時から要領の読みあわせや、採用時には誓約書を書かせている。
また、年に数回の研修も実施。
しかし、今回事件を起こした外部コーチは、中学校が簡単な面談で採用した「ボランティア」だった。
週末に技術指導と、大会への引率を担当。
中学校の保護者会から、わずかな報酬が支払われていた。
関係者は、トレンドニュースキャスターの取材に「外部コーチは、テニスの経験者」と証言。
教委の担当者は、「学校が採用している外部コーチについても、今後何らかの形で研修が必要と考えている」と語った。