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完成した鶏肉のくわ焼き、小松菜のごま和え、澄まし汁(豆腐・えのき・三つ葉)を、生徒たちが食べた。
なお、8グループに分かれて、計34人が調理実習に参加。
そのうちの1グループ4人が、先月23日午後1時ごろから、下痢、発熱、腹痛、頭痛などの食中毒症状を訴えた。
また、38~39℃の高熱に見舞われた生徒が、複数いたという。
保健所が検査を行ったところ、生徒からカンピロバクターを検出。
調理実習での食事による『カンピロバクター食中毒』と断定した。
保健所の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「高校に立ち入り検査も実施したが、鶏肉の加熱不足または包丁、まな板をよく洗わなかったことが原因と思われる」と話す。
カンピロバクターは、ニワトリ、ウシ、ブタなどの腸管内に存在。
これらを解体する際に、処理された食肉の表面を汚染すると考えられている。
特に、市販されている鶏肉のカンピロバクター汚染率は、20~100%。
そのため、保健所は、
・鶏肉などを調理する際には、十分に加熱する。
・生や加熱不十分な状態で、鶏わさやタタキを食べない。
・生肉を扱った際は、手・まな板・包丁をよく洗い、その後熱湯や塩素系の漂白剤などで消毒する。
以上を徹底してほしいと呼びかけている。