中から糸引く『マフィン騒動』 食中毒菌は検出されず行政処分なし 保健所は取材に「製造工程には問題があったが…」
先月11日と12日に開催された「デザインフェスタ」で販売されたマフィンが、糸を引くなどし、体調不良者が発生した問題。
結局、食中毒の原因となる菌が検出されず、業者に対する行政処分を見送ったことが、保健所への取材でわかった。
マフィン3,008個完売
「ハニーハニーキス」は、先月のイベントで、マフィン9種類3,008個を販売し完売。
その後、「糸引く動画」や「納豆の匂いがする」などの声が、SNS上で拡散したため、業者側が厚労省のリコールサイトに登録し、自主回収を公表した。
なお、商品は851個回収されたが、店は突如閉業。
食中毒菌検出されず
目黒区保健所は、体調不良を訴えた7人の便や、回収されたマフィン15個を検査したが、食中毒の原因となる菌は、検出されなかった。
また、該当の店に、立ち入り調査も実施。
保健所の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「製造工程に問題はあったが、食中毒の原因となる菌が検出されていない。そのため、食品衛生法上の行政処分を実施することはできない」と語った。
「何かモヤモヤする」
なお、この業者は、防腐剤や添加物の不使用をアピール。
また、「1人で製造しておりますので、5日間ずっと製造しないと間に合わないため、製造し続けておりました」との投稿を行っていた。
今回の騒動について、SNS上では「何かモヤモヤする」などの声があがっている。