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同じくいわき市に住む40代男性は、「東電の言うことは全く信用していない。今後設備に不具合が起き、誤って濃度が高いものを流してしまったという状況が目に浮かぶ」と、不安を隠せない様子だ。
やはり、風評被害を心配する声も少なくない。
「せっかく今まで頑張ってきたのに、また『常磐もの』というブランドに傷がつくことはやるせない」と漁業関係者。
東京電力第一原子力発電所が立地する、大熊町の吉田淳町長は、取材に対して「ALPS処理水の取り扱いも含め、廃炉と汚染水・処理水対策は、長期にわたる取り組みが必要である」。
「これまで積み重ねられた復興や風評被害に向けた努力が水疱に帰すことがないよう、国及び東京電力は万全な体制を徹底的に講じていただき、不退転の覚悟で全うするよう、強くお願いしたい」とコメントした。