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『オルタネート』は、昨年の『チュベローズで待ってる AGE22・AGE32』に引き続き、47年の歴史を誇る夏の文庫フェア「新潮文庫の100冊」における、目玉新刊となる快挙も達成した。
また、Amazon用パネルビジュアルでは、「胸を張って、言わせてもらいます。本作は私、加藤シゲアキの代表作です」と断言。
本作は、普段あまり本を読まない高校生にも小説の楽しさを知ってほしいと思って書きました。
しかし蓋を開けてみれば高校生だけでなく、私より年上の方からもたくさんの反響をいただきました。
著者が一番小説のポテンシャルを信じていなかったと反省しつつも、文庫化に際して改めて読み直したのですが、甦ってくるのはどれも美しい記憶でした。
『オルタネート』は、本当に私を遠くまで連れていってくれた。そしてテーマ同様、私を大きく育ててくれました。
こんなに自著に感謝することはこの先ないかもしれません。
胸を張って、言わせてもらいます。
本作は私、加藤シゲアキの代表作です。
――加藤シゲアキ
1987年生まれ、大阪府出身。
青山学院大学法学部卒。
NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。
以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』。
『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる AGE22・AGE32』 とヒット作を生み出し続け、2020年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。
2020年11月刊行の長編小説『オルタネート』で吉川英治文学新人賞を受賞、本作は直木賞候補にもなった。
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