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トレンドニュースキャスターの取材に対して、R774さんは「この場所には車で行ったが、険しい山道が続いていた。運転に慣れていない方にとっては大変な箇所」と話す。
また、「行き止まりを理解した上で、この周辺を散策される方が多いと思う」。
「主要な道から若干外れた場所にあるため、寺川集落が目的の方しか通らないと思うが、そこに至るまでに分岐が多いので、このような看板を立てたのではないだろうか」と語った。
高知県いの町産業建設課も、同様の見解だ。
取材に対して「この標識の意味は、通り抜けできないということ」と話す。
また、「標識の先に進んでいくのは、基本的にその地域に住んでいる住民だけ」と語った。
標識の先の寺川集落は、現在9世帯ほどの住民が住んでいるという。
さらに、「ここに住んでいる住民が、見慣れない車が入ってくることで驚いてしまう。仮に進んでも車がUターンしなければならないため、この標識を立てている」と語った。
SNS上では、この標識を人生にたとえて「どの道を選んでも終わりはあるわけで、道中を楽しめばいいんだ」、「方向性を変えなければ行き止まり。たとえ方向性を変えても、行き詰まることもある」。
「行き止まり=不幸ではない。その終着点が幸せかも知れない」と禅問答のような声もあがっている。
全国各地を気ままにドライブしつつ、惹かれた土地の歴史、現状を調べる活動を行っているR774さん。
最後に「分岐は多く、さらに行き止まりということで、誰が見てもインパクトのある看板だと思う。私もここまでインパクトのある看板は、なかなか見たことがない」と語った。
(取材・文 小野貴弘)