日本最長距離の G I・天皇賞(春)。一昔前のように生粋のステーヤーが活躍する場ではなくなってしまったが、騎手の駆け引きの面白さは健在。今年は逃げ馬不在で展開が気になるところであるが、前走、前々走と押し出されるようにハナを切ったキタサンブラックが1枠1番の好枠を味方にハナを切るだろう。鞍上は楯男・武豊騎手。天皇賞(春)は、23回騎乗し、6勝2着6回3着4回と複勝率は脅威の69.5%。前走はトップハンデを背負ってクビ差2着と、負けはしたが前哨戦としては十分な内容。一度使われて反応がグッと良くなり、ここを目標にしっかりと仕上げられた。豊マジックで逃げ切り勝ちを期待する。対抗は目下5連勝中のゴールドアクター。レース内容、馬体、すべてにおいて完全本格化。前走は休み明けの上、唯一の58kgを背負っても堂々たる勝ちっぷり。ただし、本格化前と言え菊花賞の時の走りを見ると、3200mに不安なしとは言えないと判断。対抗に留める。▲はこちらも完全本格化したサウンズオブアース。以下、シュヴァルグラン、アルバート、トーホウジャッカルまで。