3回中山競馬初日(3月26日・土曜日)予想・橋本 千春

☆中山11R「日経賞」(芝2500メートル)
◎4サウンズオブアース
○9ゴールドアクター
▲7アルバート
△2マリアライト、3ディサイファ
 顔ぶれを見ると有馬記念の再戦だ。その中で、本命には2着馬のサウンズオブアースを推す。勝負どころの4コーナーで動きを封じられたことが、最後まで響いたからだ。スムーズに加速できていたら、着差(クビ)から判断して勝っていたかも知れない。菊花賞2着に続きまたしても長蛇を逸した、勝ち運の無さが付きまとうが実力を疑う余地はない。とりわけ、対ゴールドアクターと2キロの斤量差はアドバンテージだ。一矢報いる(同時に昨年1番人気4着の雪辱を果たす)公算が大。グランプリ馬のゴールドアクターは、58キロが鍵だ。この2頭に迫るのは、アルバート。初のGI・有馬記念で不利を受けながら0秒6差(11着)と善戦した内容は、ここに望みをつなぐものだ。

☆中山10R「春風ステークス」(ダ1200メートル)
◎4モルジアナ
○11サクラフローラ
▲7ヤマニンシャンデル
△8フクノドリーム、13ドリームドルチェ
 休み明け+昇級緒戦のブラッドストーンSで0秒1差3着と好走、潜在能力の高さを示したモルジアナで今度こそ。1度使われて、すべての面で上積みは大きい。とりわけ、<3010>と、抜群の距離適性とコース実績は特筆されて良い。人気でも素直にこの馬から入るのが賢明だろう。相手は、上り馬のサクラフローラ。目下、2連勝中と破竹の勢いだ。同じ上り馬、ヤマニンシャンデルともども好勝負必至。

☆中山9R「鹿島特別」(ダ1800メートル)
◎3ルールソヴァール
○8クロフネビームス
▲6ツインキャンドル
△2ロジテール、12ゴーイングベル
 休み明け2戦目をハナ差2着と好走し、ここに大きく望みをつないだルールソヴァールをイチ押し。<2204>と、まだ底が割れていない明け4歳馬でプラスアルファは測り知れない。普通に走ってくればチャンスをつかむ。相手は、クロフネビームス。持続力のある差し脚は魅力だ。ツインキャンドルは、気ムラだが1発逆転の底力を秘めている。

☆阪神11R「毎日杯」(芝1800メートル)
◎10スマートオーディン
○2アーバンキッド
▲5タイセイサミット
△1ロワアブソリュー、4ディープエクシード
 実績、実力ともここではスマートオーディンが一歩リードしている。重賞(東スポ杯2歳S)勝ちの底力を素直に信頼する。重賞連覇を目指した共同通信杯は6着に終わっているが、敗因は明らか。休み明けで12キロ増と太目残りが響いたもの。度外視できる。1度使って上積みは大きい。新馬、東スポ杯はいずれもメンバー最速の差し脚を爆発させ、圧勝している。伝家の宝刀がここで炸裂する。関東馬のアーバンキッドが相手だ。アーリントンC5着は折り合いを欠いたことが敗因。悲観することはない。力はここでも引けを取らない。距離延長はプラス材料だし、折り合いさえつけば好勝負。

※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ