1月30日と31日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、小栗旬主演の「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」が2週連続1位を獲得した。

 同作は石井あゆみ原作の同名コミックを実写化。14年にはフジテレビの月9では初の時代劇となったドラマ版が放送された。週末2日間で46万1321人を動員、興収6億0412万2100円をあげ、公開9日間で累計動員130万人、興収17億円を突破した。

 2位は人気テレビドラマの劇場版第7作「さらば あぶない刑事」が初登場。全国252スクリーンで公開され、オープニング2日間で21万7273人を動員、興収2億9119万1700円を記録した。映画版は前作から10年ぶり。ドラマ版からおなじみの、W主演の舘ひろし・柴田恭兵、仲村トオル、浅野温子に加え、吉川晃司、菜々緒ら豪華キャストをそろえたのだが…。

 「『信長』はフジテレビ、『あぶデカ』は日本テレビでいわば代理戦争。『信長』は公開後もフジがプロモーションに手を抜かず好調を維持。『あぶデカ』は前売りの売り上げがかなり好調で、主要キャストたちが公開に合わせてメディアに大量露出し、若い世代にもアピール。初日の状況だと30億円突破を狙えそうとされていたが、結局、最終興収は15億円程度になりそうだ」(映画ライター)

 ほかの初登場作品では、4位がジョニー・デップが、実在の凶悪犯を怪演したクライムドラマ「ブラック・スキャンダル」。全国265スクリーンで公開され、オープニング2日間で8万6195人を動員、興収1億1350万5000円を記録。

 5位が竹内結子と橋本愛が共演したホラー映画「残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋」。全国221スクリーンで公開され、オープニング2日間で8万2182人を動員、興収1億1063万7600円を記録した。

 5日は火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた、マット・デイモン主演の「オデッセイ」が公開。来週の上位に食い込みそうだ。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ