2016年1月30日にタカラトミーから「リニアライナー」の拡張用レール、「リニアライナー専用ストレートレール」(2本入り、2,160円/税込)と、曲線タイプの「リニアライナー専用カーブレール」(4本入り、4,320円/税込)の2種類が発売される。
 
 同商品はタカラトミーから今年9月に発売された「リニアライナー 超電導リニア L0系 スペシャルセット」(37,800円/税込)をより楽しむためのアイテム。リニアライナーとは、本物のリニアモーターカーのように磁力で浮上して走る、未来型のおもちゃとなっている。

 実は、今回の拡張レールはただレールの距離を伸ばす以外にも、大きなメリットがある。同社の担当者によると、磁力での走行は、摩擦がなければないほど速度が上がる傾向があるとのことで、レールで直線を伸ばせばその分速度があがるのだ。

 通常のセットパーツのみでの走行する場合は、時速6キロメートルほどの速度を出すことができる。同商品は、リニアモーターカーの1/90スケールのため、この速度を90倍して理論数値を出すと、時速540キロを超えることになる。この段階で既におもちゃとしては相当な速度を持つことがわかる。今回の拡張パーツ「ストレートレール」と「カーブレール」をつなげると、さらに(1/1の実寸とした場合)時速700キロを超える速度を出すことが可能とのことだ。

 また、今月2日にタカラトミーが新宿の芸能花伝舎で行った、全長50メートルを越えるロングコースを用いたスピード検証では、時速約13キロ、つまり実寸の場合は時速1200キロという高速を叩き出すことに成功した。この速度は、ほぼ音速に近い数値ということで、リニアライナーの技術の高さがうかがえる。

 同社担当者によると、開発中は「夢の超特急」であるリニアモーターカーをおもちゃ化するということで、速度は特に重視したとのこと。モーターの駆動音もなく、レールを浮きながら疾走する車両はまさに本物のリニアモーターカーのようだ。

 また、「3世代で楽しめる」という点を強く意識したおもちゃでもあるとのことで、数家族の親子、おじいちゃんで集まり、拡張レールを使って、地元公民館の会議室などの広い場所を用意して走らせても良いかもしれない。クリスマスにはスペシャルセットを親から子どもへのプレゼントに。またおじいちゃんからのお年玉を手に拡張パーツを子どもが手に入れ、3世代みんなでリニアライナーを楽しんでいる…そんな姿を想像してわくわくしている方には絶対に“買い”のアイテムと言えるだろう。

 今回の拡張パーツの登場で、リニアライナーの遊びの幅がさらに広がった。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ