今週デビューの注目馬は、10月11日(日)京都第5R芝1800m戦に出走予定のルドルフィーナ。馬名の由来は「ウィーン王宮で開催される仮面舞踏会。母系より」。牡、青鹿毛、2013年2月26日生。栗東・松永昌博厩舎。父シンボリクリスエス、母アメーリア、母父スペシャルウィーク。生産は新冠町・村上欽哉氏、馬主はヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン。愛馬会法人・ユニオンオーナーズクラブの募集馬で総額1500万円。母の母は01年スワンS(GII)など重賞を3勝したビハインドザマスク。叔父には今年のマーチS(GIII)で3着に入り、ダートで7勝(地方2勝含む)を挙げているマスクトヒーロー(父ハーツクライ)や、叔母には芝・ダートで5勝を挙げ、今年の京王杯スプリングC(GII)で3着に入ったオメガヴェンデッタ(父ゼンノロブロイ)がいる。本馬はシンボリクリスエス産駒らしいどっしりとした重量感のある馬体をしている。トモにはもう少し筋肉量がほしいが、胸前には深さがあり上腕の筋肉はムキムキ。キレるというよりもじわじわと脚を使うタイプだろう。なお、鞍上には森一馬騎手を予定している。

 もう一頭の注目馬は、10月10日(土)京都第5R芝1600m牝馬限定戦に出走予定のシンハライト。馬名の由来は「宝石名。輝かしい成績をおさめられるように。母名より連想」。牝、黒鹿毛、2013年4月11日生。栗東・石坂正厩舎。父ディープインパクト、母シンハリーズ、母父Singspiel。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額4400万円。全兄には11年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)を勝ったアダムスピークや、半姉には14年ローズS(GII)で3着、15年福島牝馬S(GIII)2着となったリラヴァティ(父ゼンノロブロイ)がいる。本馬はディープインパクト産駒らしく柔軟性に富んだ良質な筋肉の持ち主。その走りは回転が早くダイナミック。如何にもキレがありそうな走り。牝馬クラシックへ乗ってくるであろう逸材。なお、鞍上には池添謙一騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ