この後にまたファンの物議をかもす作品を制作すると、その次は「ふざけるな!」あるいは「バカにするな!」という心境に変わっていく。この心境の変化は、エヴァの数年後にブームとなりドラマ・映画で展開した「踊る大捜査線シリーズ」の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年公開)以降のファンの怒りにも共通していることだろう。この作品でも『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の時点で「どこかおかしい」と主張するファンが増え、2010年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!!』の展開で「ふざけるな」と思い始めたファンが多いのではないのだろうか? おそらくこの劇場版の内容で、一時期この作品から離れ、パチンコブームの後押しを受けて制作された新劇場版の公開で同シリーズに戻った人も多いはず。