24日、都内で映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』試写会イベントが行われ、俳優の岩城滉一と女優の河北麻友子、雑誌「MADURO」の岸田一郎編集長がスペシャルトークショーにゲストとして登壇した。

 劇中に登場する毒舌老人・ヴィンセントについて河北は「言葉も悪いしお酒も飲む。タバコも吸う。嫌なオジサンですが、完璧じゃないところに親近感がありました。一生懸命生きていくという姿が格好良かったです」と感想を語った。

 また、作品にちなみヴィンセントのような「やんちゃジジイ」達のことをどう思うかと質問されると、「やんちゃジジイたちは経験が豊富で、美味しいお店を知っていたり、女性が喜ぶ一言とかを今の若い子たちよりはストレートに言ってくれたりするので、デートも楽しそう」と答えた。

 囲み取材で岩城は、2013年に日本タレント初の民間宇宙飛行の挑戦を発表していたこともあり、その後の進展について、報道陣から質問を受けたが、「僕が飛ぶと言ってから(機体が)6回くらい落っこちた。僕が思うに、当分ないのではないか」と計画が難航していることを明かした。

 さらに岩城は「ヴァージン(ギャラクティック)も有人飛行に失敗した」と民間の宇宙飛行に関する厳しい状況を説明し、「各航空会社のスポンサーも毎年変わっており、金銭的にも難しくなったと聞いている。だいぶ厳しいのではないか」と語った。

 しかし、宇宙飛行へのチャンスはまだあると希望を持っているようで、「僕の考えなので、正式な発表ではない。時期が良くなればチャンスは来ると思う。僕の中に諦めるという言葉はない」と断言した。(雅楽次郎)

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ