日本テレビ系「24時間テレビ48」でチャリティーマラソンのランナーを務める横山裕

日本テレビ系「24時間テレビ48」(30日午後6時30分から)チャリティーマラソンランナーのSUPER EIGHT横山裕(44)がこのほど取材に応じ、本番を控えた心境を語った。

当日へ向けた“強化合宿”では「24時間テレビの100キロを凝縮したようなコース」に挑んだ。坂ばかりの容赦ない道のり。ランニングは自身の習慣だったが「ポキッて2、3回心が折れる音が聞こえました。歴代のランナーの皆さん本当にすごいことをしているんだなって尊敬します」とその過酷さを体感した。

ただ、そう簡単に弱音は吐けない。心の支えは「とにかく完走しきるという思い」。両親の離婚もあり、経済的に不安な中で過ごした幼少期の実体験から、子ども支援の啓発になればと大役を決意。今年は横山の思いを受け、目的別募金「マラソン子ども支援募金」が開設された。

事前番組ロケでは昨年ランナーを務めたやす子(26)と共に、横山の実弟が過ごした児童養護施設を訪問。「やす子ちゃんが走った支援金で得たテレビに子どもたちが集まって、テレビを見ているのを見て、俺が走る意味があるねんなって。またここに何かがプレゼントできる、と思ったら背中押してもらいました。自分が走る意味みたいなものがあるんやと」。誰かを救えるかも知れない。確かな使命感を得た。

ランナー決定後、弟と連絡を取り「『兄ちゃんすごいな』と言ってくれていたのがうれしかった」と明かした。「やっぱおかんとか家族が(頭に)浮かぶんじゃないかなと思います」。力強い原動力に押され、ゴールを目指す。【望月千草】

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「24時間」マラソンの横山裕「2、3回心が折れる音が聞こえました」本番控えた心境語る