テレビ東京系ドラマ9「コーチ」に主演する唐沢寿明

俳優唐沢寿明(62)が、テレビ東京系連続ドラマ「コーチ」(10月17日スタート、金曜午後9時)に主演することを、26日、同局が発表した。テレ東の連ドラ主演は「ハラスメントゲーム」(18年)以来約7年ぶり。

堂場瞬一の警察小説をドラマ化。唐沢は、悩める若手刑事たちの元に「コーチ」として送り込まれる警視庁人事二課の特命職員、向井光大郎役を演じる。若手を納得させ、潜在能力を引き出す令和のコーチ像をテーマにした異色の警察エンターテインメント。苦境を乗り越えた若手刑事たちが集結して大きな事件に立ち向かい、やがて向井の過去も明らかになっていく。

唐沢は「今回は若い俳優陣とのチームワークが大事だと思っています。若い人たちの見せ場のシーンも多く、彼らにとってもすごくやりがいがあると思います」。また「はっきり言うと視聴率的にには勝ち目はないと思います(笑い)。だけど、他局のドラマより面白い作品にする自信はめちゃめちゃある」とコメントを寄せている。

◆唐沢寿明コメント

-ドラマの出演が決まった時の気持ちは

テレ東の連続ドラマへの出演は今回が2回目で、他局よりもゆったりマイペースでやりやすい印象ですね。原作を読んだ上で及川監督と話し合い、面白いエンターテインメント作品を作り上げることができるのではないかと思いました。

-演じる向井光太郎の注目ポイントや、見どころを教えてください

僕が演じる向井は少し変わった人で、それをあまり表に出してもいけないので、今回は若い俳優陣とのチームワークが大事だと思っています。若い人たちの見せ場のシーンも多く、彼らにとってもすごくやりがいがあると思います。僕も若い時には、小さい役でも本当に真剣に考えて演じてきたので、そういうことを彼らがしてくれるとうれしいですね。そうするとさらに作品が面白くなると思っています。

-視聴者にメッセージを

はっきり言うと視聴率的には勝ち目はないと思います(笑)。だけど、他局のドラマより面白い作品にする自信はめちゃめちゃあるので、期待していただいていいかなと思います。あと、気になる若い俳優がいたら応援してあげてください!

◆原作・堂場瞬一氏コメント

警察小説といえば、「俺の背中を見ろ」的に、先輩が後輩に厳しく捜査のノウハウを伝える話が多い。

ただ、令和の時代にそれはどうだろう? 「コーチ」は、「先輩」ではなく「教える専門」の人間を描いたものだ。きつい言葉は吐かない。しかし若手を納得させるために言うべきことははっきり言って、方向性を示す。そんな令和流のコーチングを続ける向井光太郎とは何者なのか? という話を書き上げてから数年が経つ。その数年の間にも、「人に教える」技術は変化してきたはずだ。映像化されるにあたり、令和のコーチ像がどう描かれるか、楽しみでならない。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 唐沢寿明「視聴率的には勝ち目はない」が「自信はめちゃめちゃある」7年ぶりテレ東連ドラ主演