映画「パリに咲くエトワール」でアニメの声優に初挑戦する嵐莉菜

嵐莉菜(21)が映画「パリに咲くエトワール」(谷口悟朗監督、26年3月13日公開)で、アニメの声優に初挑戦することが25日、分かった。主演の當真あみ(18)演じる画家を夢見るフジコと20世紀初頭のパリで出会う、バレリーナを目指す千鶴を演じる。「小さい頃から声優に憧れていましたが、自分が挑戦できる日が来るとは思わず、本当に夢のようです」と出演を喜んだ。當真とは、日本テレビ系で放送中のドラマ「ちはやふる-めぐり-」(水曜午後10時)でも共演しており、再タッグとなる。また早乙女太一(33)が、フジコと同じアパルトマンに暮らすロシア人の青年ルスランを演じる。

嵐が演じる千鶴は武家の家系に生まれ、なぎなたの名手ながらバレエに心引かれる少女で、トラブルに巻き込まれたフジコを助けたことで5年ぶりの再会を果たす役どころだ。嵐は「千鶴は、なぎなた一家の1人娘で跡取りですが、幼い頃に出会ったバレエに引かれていく少女。私も幼少期にバレエを習っていたので、共通点を感じつつ、葛藤を越え夢へ突き進む彼女の強さにとても引かれました」と役どころについて語った。そして「演じることができると分かった時は、心も体も飛び上がるほどうれしかったです。声だけで感情を伝える難しさに苦戦しながらも全力で演じさせていただきました」とアフレコを振り返った。

そんな千鶴の夢を知るフジコが、母オルガがロシア出身の元バレリーナであることを知りレッスンを依頼するのが、同じアパルトマンに住む青年ルスランだ。早乙女は「この物語に登場する人物達が厳しい環境下でも、ひた向きに懸命にチャレンジして生きて行く姿に、薄れてしまっていた情熱や勇気を思い出させてもらいました」と、作品から多くのものを受け取ったと感謝した。

物語の中で、フジコの保護者の叔父さんがある日、失踪する事件が起きる。嵐は「年齢性別関係なく、夢を追う方も、立ち止まっている方も、きっと背中を押され、自分の人生を大切にしたくなる作品になっていると思います」と作品を評した。早乙女は「人を思う心や自分を信じる心、たくさんの美しさが詰まった本作品を、ぜひ劇場でご覧ください」と呼びかけた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 嵐莉菜「夢のよう」映画でアニメ声優初挑戦、當真あみと「ちはやふる」に続きタッグ