星風まどか”キュリー夫人”に「かっこいい女性。強く生きられたらいいなと思わせていただいた」
元宝塚歌劇団花組トップ娘役で女優星風まどか(28)が25日、大阪・関西万博会場のポーランドパビリオンで、ダブル主演を務める女優昆夏美(34)とともに、ミュージカル「マリー・キュリー」(11月28~30日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)の取材会に出席した。
ポーランドが生んだ世界的研究者で、女性として初めてノーベル賞を受賞、かつ「化学賞」「物理学賞」の両方を受賞したマリー・キュリーことマリア・スクウォドフスカ=キュリーと、その生涯に関わった人々との愛、友情、苦悩、そして揺るぎない信念を描いた韓国ミュージカル。日本版は23年に上演され、愛希(まなき)れいかが主演を務めた。
韓国版ミュージカルを見たり、演出の鈴木裕美氏と話してイメージを膨らませているという星風は「裕美さんが『彼女が命を削って生きる』というのは、その通りだなと思いました。そんなかっこいい女性に私自身もあこがれをいただいて、強く生きられたらいいなと思わせていただいた」。ポーランド館を訪れ、「マリアさんが思い続けた故郷への思いを感じて、ポーランドの方からいかに愛され、偉大な方ということを吸収させていただいた。感じたことを糧に精いっぱい務めてまいります」と意気込んだ。
日本では「キュリー夫人」として知られるマリーだが、鈴木氏は「キュリー夫人ではなくて、彼女の個人の名前がタイトルになっていることがすべて。彼女が彼女として生きたんだということが、女性たちへの励まし、もう『夫人』と呼ばれる時代じゃないぞ、という励ましになると思います」。前作と違いダブルキャストとなったことには「相当違うんじゃないか、分けよう、違わせようというんじゃないですけど、相当違うと思う。ぜひ2回見に来てほしい」と呼びかけていた。