「櫻坂46 5th TOUR 2025 “Addiction”」最終日公演でパフォーマンスする山﨑天(左)と藤吉夏鈴(C)Seed & Flower LLC

櫻坂46が24日、大阪・京セラドームで「櫻坂46 5th TOUR 2025 “Addiction”」最終日公演を開催した。同所では2日間で計8万人を動員。豪華演出と熱のこもった渾身(こんしん)のステージで「櫻坂の最高地点」を体現した。

豪華絢爛(けんらん)ショーで、自身初の京セラドームを大熱狂させた。冒頭から大噴水が上がり、英語のアナウンスとともにメンバーが登場。まぶしい笑顔とキレキレダンスで魅了し、「Addiction」で幕開け。ダブルセンターの山﨑天(19)は「Buddies(ファンの総称)準備いいか!」、藤吉夏鈴(23)は「京セラ行くぞー!」と絶叫。期待混じりの大歓声が響きわたった。

キャプテン松田里奈(25)は会場を見渡し「ついにこの京セラドームに立てる日が来ました! 絶対に後悔させませんので、櫻坂の最高地点を目に焼き付けてください!」と呼びかけた。中嶋優月(22)は「皆さん、私たちをここに連れてきてくださってありがとうございます!」と感謝した。

大阪出身の山﨑は、同所について「もう憧れの地でしたし、ここに立つことができたのは皆さんがまっすぐ櫻坂46を応援してくださったから」と笑顔。9月28日が20歳の誕生日で「個人的には今日が10代ラストのステージにもなると思う」とし、「ツアーファイナルなので櫻坂46の本気を皆さんに見てもらいたいと思います! 櫻坂から目を離したら許しませんので!」と力強く宣言。大歓声を浴びた。

20年に改名し今年5周年を迎えるグループは「櫻坂の最高地点へ。」というメッセージを掲げ、節目の年を駆け抜けている。同ツアーでは全国5都市11公演で計26万人を熱狂させ、過去最大動員数を記録。先月の東京ドーム公演3日間を含め、ツアーを通して自身初のドーム5日間を成功させた。

同公演ではストーリー仕立ての演出やアクロバット、サーカス団との共演で迫力のエンターテインメントショーを届けた。メンバー以外とステージを作り上げるのは初の試みとなった。

さらに最新シングル収録の「恋愛無双」「真夏の大統領」を同所公演で初披露。「ドローン旋回中」では大阪出身の田村保乃(26)が「Buddiesのみんな、大大大好きやで!」と関西弁で伝え、ファンをメロメロに。今年4月加入の四期生も「死んだふり」などを披露し、大舞台で堂々のパフォーマンスを届けた。

終盤の「何歳の頃に戻りたいのか?」では山﨑が「Buddiesありがとう!」と絶叫。続く「もう一曲 欲しいのかい?」では山下瞳月(20)が「京セラドーム、まとめてかかってこい! 櫻坂46、いくぞー!」と迫真のアオりで畳みかけ、会場のボルテージは最高潮となった。

序盤のMC以降、本編最後まで2時間以上ぶっ通しでパフォーマンスし客席を圧倒。アンコールで田村は「私自身櫻坂46で京セラに立つのが1つの夢だったので。今日のライブも皆さんが夢に向かって頑張る原動力になれたらいいなと思っています。これからも支え続けてほしいし、支え続けさせてください」と万感の表情で呼びかけた。

ラストの「櫻坂の詩」では会場一面がサクラピンクのペンライトで埋め尽くされた。松田は「改名して前が見えづらいときもあったけど、諦めずに櫻坂に全力で向き合ってきたから今があります。私たちとBuddiesが思い合って頑張ってきたからドームにも立てたし、満開の桜を見ることもできたし、櫻坂らしさを見つけることができました」と伝え、メンバーらも瞳を潤ませた。

3時間超えのステージで、アンコール含め全27曲を披露し完全燃焼。最後に「また京セラドームに帰ってきます! これからも一緒に歩んでいきましょう!」と約束を交わした。

【玉利朱音】

○…公演終了後に場内の大型ビジョンで、ファンにさらなるサプライズを届けた。13thシングルを10月29日にリリースすることと、5周年を祝う恒例のアニバーサリーライブを2026年4月に開催することを発表。ライブの余韻が残る会場に大きな歓声が響いた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 櫻坂46が初の京セラで自身最大規模ツアー完走、MC挟まず2時間ぶっ通し「櫻坂の本気を」