GACKT(2019年撮影)

ミュージシャンGACKTが24日、X(旧ツイッター)を更新。“地中海の宝石”ことマルタ島で日本人男性が猫を虐待死させた事件に言及した。

マルタ共和国のマルタ島は、“猫の楽園”として知られる人気観光地で、「人口より猫の数のほうが多い」ともいわれている。8月初旬、猫を地面にたたきつけるなど虐待した容疑で日本人男性が逮捕された。6月には猫5匹の死体が見つかったとされている。

GACKTは、過去にマルタ共和国で暮らした経験があるという。「猫はこの国にとって【神】であり、家族であり、日常に溶け込んだ存在だった」と回想。虐待事件に対して、「胸が押し潰されるような思いがした。あの温かい人々の心に、深い悲しみと失望を残したことは想像に難くない」とショックを示した。「ボクを含め、海外で暮らす日本人は、現地の人々の信頼に支えられている。その信頼が揺らげば、すぐに【隣人】から【よそ者】へと変わってしまう」と持論を述べて、「人は誰でも、自分の国に住む外国人に不満を抱くことがある。けれど、その矛先を【日本人全体】に向けさせてはいけない」と日本人としての思いをつづった。

その上で、マルタで生活する日本人がプロジェクトの代表を務める「マルタ共和国での日本人による猫連続殺害事件を受け、猫の保護団体への寄付がしたい」というクラウドファンディングを紹介。GACKTは「これは単なる寄付ではない。日本人が信頼を取り戻すための挑戦だ」として、「少しでもいい。力を貸して欲しい。あの街の猫たちと人々の笑顔を守るために。そして、日本人としての尊厳を守るために」と協力を呼びかけた。24日現在、同クラウドファンディングには110万円を超える寄付金が集まっており、「GACKTさんのXで知りました」「GACKTさんの想いに共感しました。協力します!」といった応援コメントが寄せられている。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 GACKT、マルタ島の猫虐待事件に言及「胸が押し潰されるような思い」