結婚情報誌「ゼクシィ」8月号でウエディング姿を披露した加藤茶(左)と妻綾菜さん

コメディアン加藤茶(82)と綾菜さん(37)夫妻がリクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」8月号に登場する。45歳の年の差婚で話題を集めて、結婚15年目、既婚カップルが結婚の誓いを新たにする「バウ・リニューアル(vow renewal)」に臨む。近年話題のセレモニーで、大人のウエディングシーンを披露している。

綾菜さんは「15年前の式は加トちゃんの仕事関係の方が多く、緊張しすぎて楽しめたかと言われるとそんなに…。だから、この“2度目の式”を楽しみにしていました。15年の歩みを振り返る貴重な時間です」とワクワクしていた。

白のタキシード姿の加トちゃんと、肩のラインが美しく映えるシンプルなウエディングドレスをまとった綾菜さん。肩をたたかれて振り返り、ドレス姿を見ると、「なんか、前よりきれいだな」と優しい表情を見せた。感極まって涙をこぼす綾菜さんに、「泣くと思ったよ。やっぱり、結婚式っていいもんだな」と笑顔をかえした。

加トちゃんは、結婚当時のことを「長い芸能人生で一番つらかった」という。世間からのバッシングが激しく、厳しい声も浴びせられた。「なんで綾菜がたたかれるのかって思って、自分が言われるよりつらかった」。綾菜さんも「苦しかったのは、加トちゃんが倒れた時。バッシングと重なって追い詰められた」と振り返る。

夫婦は、それをどう乗り切ったのか。「10年忍耐」の言葉を綾菜さんは挙げる。「ちいたん(加藤茶の呼び名)が教えてくれた。何かを認められるのは10年かかる。でも、誠実に10年やれば、誰かが必ず分かってくれる。その言葉を信じて、絶対に私がこの人を守っていこうと決めた」と言う。加トちゃんはずっと、「あーたん(綾菜さんの呼び名)が世界で一番大事」と言い続けた。その絆の強さこそが、ここまで来られた秘訣(ひけつ)だ。

バウ・リニューアルでは誓いの言葉の代わりに、お互いに向けた手紙を読み上げた。「今では世間の人たちに認められるようになりました。おいらのために介護の資格を取って、ずっと面倒を見ると言ってくれたこと、涙が出るほどうれしかったです。これからも仲良くしてください」(加トちゃん)。「書ききれないほどの試練がありました。でも、それ以上に幸せな結婚生活を送れているのは加トちゃんのおかげ」(綾菜さん)。

この先の2人について綾菜さんはこう言った。「加トちゃんが『最高の人生だった』と思えるような最期を作り上げていきたいです」。生まれも育ち年齢も環境も飛び越えて結ばれた、2人の変わらぬ思いが込められている。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 年の差45歳…結婚15年目の加藤茶&綾菜夫妻が「ゼクシィ」に登場し語った想いとは…