早瀬久美、森田健作ラジオに出演 酒井法子と舞台「祖国への挽歌」で共演「今度は3人で共演を」
女優早瀬久美(73)が、俳優森田健作(75)がパーソナリティーのFM NACK5「森田健作 青春もぎたて朝一番!」(日曜午前6時30分)の24日放送にに出演する。
早瀬は、森田が主演した日本テレビ系「おれは男だ!」(71~72年)でヒロイン吉川操を演じて共演した。同番組で森田のパートナーを務める歌手で女優の酒井法子(54)とは東京・日本橋の三越劇場の舞台「祖国への挽歌」で初共演する。
「祖国への挽歌」は、俳優松村雄基(61)の主演で26日から31日まで上演される。同公演は19年、23年に次ぐ再々演。松村が日系人差別に反発してマフィアに身を転じて壮絶な運命を生き抜いた、実在した日系人マフィア、モンタナ・ジョーの生涯を演じる。早瀬はその最後の妻となる北村レ礼子役。酒井は駐留米軍の兵士と結婚して渡米する“戦争花嫁”幸子を演じる。
早瀬は23年に次いで2度目の出演。「実は、前回が私にとってはデビュー以来58年目で初の本格的な舞台公演だったんです」。森田が「それは俺も知らなかった。もっと経験豊富かと思っていた」と驚くと、早瀬は「過去には、演歌歌手の方の舞台公演に、町娘の格好で少しだけ出させていただいたことはありましたが、本格的にセリフがあって演技をする舞台公演は、この『祖国への挽歌』が初めてでした」と振り返った。
酒井が演じる幸子は、今回の公演で新たに設けられた役で「奇麗な言い方をすると、とうとうととった女性の役なのだと思う。戦後80年ということもありますが、舞台に出演させていただくことで考えることも多いですね。でもまさか、早瀬さんと共演できるとは思っていませんでした。決まった時は森田さんに早速、報告しました」。森田は「これも運命なのかもしれないな。俺も応援しているよ」と話した。
早瀬は、83年に芸能界を引退して米国に移住、90年に帰国して02年に芸能界に復帰した。「戦争もあって日系人の方々の苦労の歴史は聞かされていましたが、舞台ではありますが『祖国への挽歌』からも、そのご苦労が描かれています。同じ日本人として尊敬することが多い」。森田は「2人の共演を俺も楽しみにしているよ。次は映画を作って3人で共演できればいいよな」と話した。